【徹底比較】ウェルスナビとテオはどっちを選ぶべき?50万運用して考察しました。

ロボアドバイザー-運用実績の比較

人気のロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」と「THEO(テオ)」で資産運用をはじめる人が増えています。

けど、ロボアドバイザーを始めるときに

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)のどっちを選ぶべきか?

と迷っている人も多いのではないでしょうか?

どちらのロボアドバイザーもお金の運用をAIがサポートしてくれるので、資産運用の初心者や忙しくて時間が取れない人におすすめです。

雪だるまくん
雪だるまくん

これの2つって何が違うの?

どっちも良さそうで迷っちゃうなー。

そこで、この記事では

  • ウェルスナビとテオのサービス面の比較
  • ウェルスナビとテオの運用実績を比較(実際に投資した成績を公開しています)
  • ウェルスナビとテオの共通点を紹介
  • ウェルスナビとテオの評判を比較
  • おすすめのロボアドバイザーをタイプ別に紹介

について分かりやすく解説していきます!

はじめにWealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の選び方をまとめているので最後まで読む時間のない人は、こちらをどうぞ!

こんな人にはWealthNavi(ウェルスナビ)がおすすめ!

  1. 初期投資額の10万円が用意できる
  2. シンプルで分かりやすい運用をしたい
  3. DeTAX機能を使って節税をしたい
  4. 長期割を使って手数料を抑えたい

こんな人にはTHEO(テオ)がおすすめ!

  1. まずは1万円からお試しでロボアドバイザーを使ってみたい
  2. なるべく分散投資でリスクを抑えたい
  3. きめ細やかなポートフォリオで自分に合った運用をしたい

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)を比較!

シロガネ
シロガネ

2つのロボアドバイザーの違いを1つずつ説明していくね

雪だるまくん
雪だるまくん

お願いします!

それでは、WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)を比較していきましょう。

2つのサービスの違いを簡単な表まとめましたので、よければどうぞ!

WealthNavi(ウェルスナビ) THEO(テオ)
最低投資額 10万円 1万円
ポートフォリオの数 6種類 33種類以上
手数料 年率1% 年率1%
手数料の長期割引 あり なし
節税機能 あり なし
出金制限 制限なし 残高が10万円を下回る出金は不可
リバランスの頻度 最長6ヵ月 毎月
積立の引き落とし日の設定 6,12,20,26,末日から選べる 毎月5日で固定

最低投資額はWealthNaviが10万円、THEOが1万円

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の大きな違いは「最低投資額」でしょう。

それぞれ運用をスタートできる金額が違うので予算に合わせて選んでくださいね。

  • WealthNavi(ウェルスナビ)⇒最低投資額が10万円
  • THEO(テオ)⇒最低投資額が1万円
雪だるまくん
雪だるまくん

THEO(テオ)は気軽にはじめられるね!

シロガネ
シロガネ

WealthNavi(ウェルスナビ)も以前は30万円だったのが安くなったからハードルは下がっているよ!

シロガネもいきなり10万円をロボアドバイザーに預けるのは不安だな…」と思い、最初はTHEO(テオ)で運用をスタートしました。

THEO(テオ)は資産運用の敷居を下げることをミッションにしているため最低投資額を抑えているんですね。

「まずはお試しでロボアドバイザーを使ってみたい」

と感じた人はTHEO(テオ)を使うのが良いでしょう。

THEO(テオ)で1万円から運用をはじめる

WealthNaviとTHEOはポートフォリオが違う

シロガネはWealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)を併用して使っていますが、それぞれ運用するポートフォリオが全く違うことに驚きました。

ざっくりいうと、WealthNavi(ウェルスナビ)はポートフォリオの種類が少なくてシンプルなものに対し、THEO(テオ)はとても種類が多く細かく分散投資ができる感じです。

ポートフォリオとは、ロボアドバイザーが投資する金融商品の組み合わせと配分のことを指します。
10万円の予算から50%を株式に、50%を債券に投資して片方が値下がりしても資産が大きく減らないようにするイメージです。
WealthNaviもTHEOも「ETF」という色々な株式や債券がパッケージされた商品に投資をしてポートフォリオを組んでいます。

WealthNavi(ウェルスナビ)のポートフォリオ

WealthNavi(ウェルスナビ)のポートフォリオ
  • VTI(米国の上場企業の株式に投資)
  • VEA(米国を除く先進国の株式に投資)
  • VWO(中国やインドといった新興国の株式に投資)
  • AGG(米国の債権に投資)
  • GLD(金に投資)
  • IYR(米国の不動産に投資)
  • 現金
WealthNavi(ウェルスナビ)はシンプルで分かりやすいポートフォリオを組んでいますね。
投資しているETFも超定番で低コストのものばかりなのでベーシック運用を心がけている印象を受けました。

THEO(テオ)のポートフォリオ

THEO(テオ)のポートフォリオ
グロース系(株式への投資)

  • VOE(米国の中型の割安株)
  • VTV(米国の大型の割安株)
  • VOT(米国の中型の成長株)
  • VPL(アジアの先進国の大型・中型株)
  • EWJ(日本の株)
  • EPI(インドの株)
  • EWT(台湾の大型・中型株)
  • EPP(日本を除くアジア先進国の大型・中型株)

インカム系(債券への投資)

  • LQD(米ドル建ての信用力が高い社債)
  • MBB(米国政府が発行・保証している住宅ローン担保証券)
  • IEF(米国債)
  • VMBS(米国政府が発行・保証している住宅ローン担保証券)
  • SRLN(米ドル建てのバンクローン)
  • IHY(米国を除く世界各国の企業の社債)

インフレ系(実物資産への投資)

  • IGF(インフラ系の株)
  • IAU(金)
  • DBC(コモディティの先物)
  • SLV(銀)

THEO(テオ)が投資する商品の種類は圧倒的に多く、分散投資に積極的ですね。

運用するETFもWealthNavi(ウェルスナビ)に比べるとマイナーなものが多く、きめ細やかなポートフォリオを組もうとしているのが分かります。

雪だるまくん
雪だるまくん

分散投資をしていると何が良いの?

シロガネ
シロガネ

リーマンショックみたいに株式市場が暴落しても債券や実物資産に分散投資をしておくことで資産が大きく減るのを防げるんだ。

WealthNavi(ウェルスナビ)はシンプルな運用ができ、THEO(テオ)はより細かく自分に合った運用ができる感じですね。

WealthNavi(ウェルスナビ)は長期割で手数料が安くなる!

WealthNavi(ウェルスナビ)もTHEO(テオ)も手数料は年1%と低コストで運用ができます。

更にWealthNavi(ウェルスナビ)は運用を続けて半年ごとに手数料が割引になる「長期割」サービスがあります。

WealthNavi(ウェルスナビ)を半年以上使うと、半年ごとに手数料が安くなり最大0.90%まで割引になるので長い期間でお得に運用をしたい人にはWealthNavi(ウェルスナビ)がおすすめですね。

WealthNavi(ウェルスナビ)の長期割をチェックする

WealthNaviはデタックス(DeTAX)機能で節税ができる!

WealthNavi(ウェルスナビ)は『デタックス(DeTAX)』という独自の節税機能があります。

デタックス(DeTAX)とは簡単にいうと、運用中に発生した儲けと損失と打ち消しあわせて税金の支払いを先送りする機能です。

例えば、Aという株式で10万円の含み益が出ているので売却して利益確定をした場合。
そのままなら、10万円に20%の税金がかかってしまいます。
同じタイミングで10万円の含み損が出ているBという債券を売却することで、利益と損失を相殺して税金の支払いを防げます。

運用中に余分な税金の支払いを減らすことでより効率的に資産を増やすことができるのは大きなメリットですね。

デタックス(DeTAX)機能はWealthNavi(ウェルスナビ)の独自機能ですので、他社にない強みと言えますね。

THEO(テオ)には出金制限があるので注意!

THEO(テオ)は運用中に残高が10万円以下になる出金はできません。10万円を下回る出金をする場合には、THEO(テオ)をいったん解約する必要があります。

WealthNavi(ウェルスナビ)は出金制限がないので、急に現金が必要になったときに対応が簡単ですね。

雪だるまくん
雪だるまくん

クレジットカードの引き落としが足りない!ってときに助かるね

シロガネ
シロガネ

なるべくロボアドバイザーのお金は手を付けないほうがいいよ!

THEO(テオ)のリバランス頻度は月1回

THEO(テオ)は毎月リバランスをするのに対し、WealthNavi(ウェルスナビ)は半年に1回の頻度を行います。

リバランスとは最初に決めた資産の配分から時間が経過してズレが出てきたときに、もとのポートフォリオに配分を戻すことを言います。
値上がりした銘柄を売って利益確定をして、その分を他の銘柄に再投資することでリバランスをしない場合よりも利回りが良くなる可能性があります。
普通の資産運用だとリバランスの頻度が多いほど売買の手数料が発生して損をしてしまうこともありますが、WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)はどちらもリバランスを何回やっても手数料は変わりません。
当初予定していた資産方針がブレにくいので頻繁にリバランスをするTHEO(テオ)は優秀だと思います。

WealthNavi(ウェルスナビ)は積立の引き落とし日の設定ができる

WealthNavi(ウェルスナビ)もTHEO(テオ)も毎月決まった金額を投資する「積立投資」で運用するのが基本です。

2つとも使っていて分かりましたが、WealthNavi(ウェルスナビ)は積立投資の引き落とし日が「毎月の6日、10日、16日、26日、末日」から選べるので月々の収入のタイミングに応じて選べるので便利なんですね。

THEO(テオ)の場合は引き落としが毎月5日と固定なので少し柔軟性に欠ける印象があります。

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の運用実績を比較!

それでは実際に2つのロボアドバイザーを運用しているシロガネの運用実績を紹介していきますね!

運用実績は随時更新してきます。
過去の実績比較データは「WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の運用実績を比較中|2018年7月2週目」をお読みください!

WealthNavi(ウェルスナビ)の運用実績

WealthNavi(ウェルスナビ)の運用実績
  • 投資元本額:400,000円
  • 資産評価額:405,821円
  • 資産評価益:5,821円
  • 運用利回り:+1.46%

運用をはじめて1ヵ月くらいで利益が出ていますね。

ポートフォリオを見てみると特に米国株式が値上がりして全体を底上げしています。

THEO(テオ)の運用実績

THEO(テオ)の運用実績
  • 投資元本額:180,000円
  • 資産評価額:183,858円
  • 資産評価益:3,858円
  • 運用利回り:+2.14%

THEO(テオ)2017年の12月から運用をはじめて利益が出ていますね。

はじめて数か月はリターンがマイナスになった時期もありましたが、最近は価格が上がって運用益がプラスになっています。

ポートフォリオを見てみるとインフレ系(実物資産)が好調で全体を底上げしています。

運用実績を比較してみた感想は?

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の運用実績を見てみると、どちらも利益が出ているのが分かります。

単純な利回りだけだとTHEO(テオ)の方が優れていますが、WealthNavi(ウェルスナビ)よりも先に運用を始めていることを考えると大きな差ではないと思います。

むしろ運用1ヵ月ですぐに利益が出ているWealthNavi(ウェルスナビ)のパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。

シロガネの感想としては、WealthNavi(ウェルスナビ)は運用している銘柄の数が少ない分、市場が好調なときは徹底して分散投資をしているTHEO(テオ)よりも利益が出しやすいと感じています。

仮にリーマンショックのような株式市場の大暴落が起こった時はTHEO(テオ)の方が投資先を分散しているので損失額は少ない可能性があります。

しかし、リーマンショックから3年ほどでアメリカ経済が復活していることを考えるとそこまでリスクヘッジをする必要もないのかなと思います。

資産運用にこだわりがなく、初期費用の10万円を用意できる人はWealthNavi(ウェルスナビ)で。

初期費用に余裕がなく、より自分にあったオーダーメイドな運用をしたい人はTHEO(テオ)を使うといいでしょう。

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の共通点は?

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の共通点もあるので紹介しますね。

共通点も表でまとめているので、よければご覧ください。

WealthNavi(ウェルスナビ) THEO(テオ)
スマホアプリ
クイック入金 対応 対応
入出金手数料 無料 無料
NISA・積立NISA口座 不可 不可

スマホアプリに対応

WealthNavi(ウェルスナビ)もTHEO(テオ)もスマホアプリに対応しています。

シロガネはどちらも使っていますが、非常に見やすく使いやすいアプリなので重宝していますよ!

違う点は、WealthNavi(ウェルスナビ)はandroidとiosどちらも対応しているのに対し、THEO(テオ)はiosのみの対応です(2018年7月現在)。

androidのスマートホンを使っている人はWealthNavi(ウェルスナビ)のほうが便利でしょう!

クイック入金で振り込み手数料無料で即時反映ができる

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)はどちらも銀行振込での入金とクイック入金の2種類の入金方法が使えます。

特に便利なのは「クイック入金」で、提携している銀行なら手数料無料で入金結果がすぐに残高に反映されます。

クイック入金に対応している銀行はそれぞれ違うので下記をご確認くださいね!

クイック入金に対応している銀行
  • WealthNavi(ウェルスナビ):三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、イオン銀行
  • THEO(テオ):三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、自分銀行

入出金手数料が無料

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)はクイック入金を使えば振込手数料は無料です。

さらに出金についても手数料がかからないので気軽にお金の出し入れができますね。

銀行振込による入金は入金元の銀行の手数料が発生するのでご注意ください。

NISA・積立NISAには非対応

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)はどちらも非課税優遇制度のNISA・積立NISAに非対応です。

ロボアドバイザー全般がそうですが、運用中に頻繁にリバランスをとって銘柄の売買をするとNISAや積立NISAの非課税枠を充分に使うことができないので仕方ないですね。

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の評判を比較

それでは、WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の評判を見ていきましょう。

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ロボアドバイザー投資をしている人の中でWealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)を併用している人が多かったように感じました。

運用成績はどちらもプラスの人が多く、ロボアドバイザーの人気が高まってきたように思えますね。

【結論】WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)のどっちを選ぶべき?

WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の比較をしてきました!

ではWealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)のどちらを選ぶべきかの結論です。

全体的なバランスを取るならWealthNavi、小額からはじめるならTHEOを選ぶべきだと思います。

こんな人にはWealthNavi(ウェルスナビ)がおすすめ!
  1. 初期投資額の10万円が用意できる
  2. シンプルで分かりやすい運用をしたい
  3. DeTAX機能を使って節税をしたい
  4. 長期割を使って手数料を抑えたい
こんな人にはTHEO(テオ)がおすすめ!
  1. まずは1万円からお試しでロボアドバイザーを使ってみたい
  2. なるべく分散投資でリスクを抑えたい
  3. きめ細やかなポートフォリオで自分に合った運用をしたい

米国株VTIに投資するおすすめの方法は?|ETF・楽天VTI・WealthNaviを比較してみた」でも書きましたが、WealthNavi(ウェルスナビ)は資産運用の定番ETFの「VTI」にも投資をしています。

WealthNaviで主要なETFの値動きを見ながら自分で個別投資するといった、資産運用を勉強する手段としてWealthNaviをつかうのも面白いでしょう。

ただ、自分ではできない幅広い分散投資やきめ細やかなリバランスを求めるならTHEO(テオ)で決まりですね。

雪だるまくん
雪だるまくん

僕は小額からやりたいからTHEOでいいかな

シロガネ
シロガネ

THEOでロボアドバイザーに慣れたらWealthNaviと併用すると良いかもね

個人的にはWealthNaviとTHEOのどちらを選んでも本当に後悔はないと思います。

どちらも完全にお任せで最高レベルの資産運用が実現できますし、手数料もサービスに対して非常に安く低コストです。

なので予算や求める機能に合わせて、ご自身の好きな方を選ぶといいでしょう。

どちらもキャッシュバックキャンペーンを開催しているので今ならお得に始めることができますよ!

WealthNavi/THEOを始める
WealthNavi(ウェルスナビ)公式サイト
THEO(テオ)公式サイト

WEALTHNAVI(ウェルスナビ)

THEO

他のロボアドバイザー・資産運用についても詳しく解説しているのでどうぞ!

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