
ウェルスナビ で運用をしたいんだけど確定申告とか必要なの?
確定申告のやり方とか分からないから不安だな…
当記事ではこういった疑問について分かりやすく解説していきます。
ウェルスナビ に確定申告が必要かについては、先に結論をまとめておくのでお時間のない方はこちらを参考にしてくださいね!
- ウェルスナビ は基本的に確定申告は不要
- 確定申告が必要なのは一般口座か源泉徴収なしの特定口座にした場合
- ETFの配当については二重課税がかかるので確定申告をすれば節税になる
- ほったらかしで運用をしたい人は源泉徴収ありの特定口座を使う
- 少しでも利益を増やしたい人は源泉徴収なしの特定口座か一般口座を使う
ウェルスナビ で確定申告は不要?
結論から言うと、ウェルスナビ では基本的に確定申告は不要です。
シロガネもそうですが、ウェルスナビ の口座を作るときに「特定口座 源泉徴収なし」を選ぶと確定申告をしなくても自動で納税をしてくれます。

特定口座?源泉徴収?
なんか難しい言葉が出てきた…

心配しなくて大丈夫だよ!
言葉は少し難しいけど内容はシンプルだから解説していくね
ウェルスナビ の課税口座の種類について解説
ウェルスナビ で口座開設をするときに課税口座を3種類から選ぶ必要があります。
課税口座は
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
の3種類です。
課税口座は1つの口座につき1種類だけ選ぶことができます。
そして、どの課税口座を選ぶかによってウェルスナビ で利益が出たときの納税方法が変わるんですね。
課税口座ごとの納税方法はこんな感じです。
- 特定口座(源泉徴収あり):確定申告は不要。自動で税金が引かれる
- 特定口座(源泉徴収なし):確定申告が必要。自分で税金を納める
- 一般口座:確定申告が必要。自分で税金を納める
先ほど説明したように、特定口座(源泉徴収あり)を選んだならウェルスナビ で利益が出ても確定申告する必要はないんですね。
ウェルスナビ で税金が発生するのはいつ?

そもそもウェルスナビ の税金っていつ発生するの?
ウェルスナビ で税金を納める必要があるのは以下の2つのケースです。
- ウェルスナビ で評価益が出ているときに売却や解約をし、利益が確定をしたとき
- ウェルスナビ でETFの配当が発生したとき
ざっくり言うと、ウェルスナビ の運用中に儲かった分を引き出してあなたの銀行口座に利益が入ったら税金が発生します。
そして、先ほど説明した3つの課税口座のどれを選んでいるかによって税金の納め方が変わるんですね。

税金が発生するのは利益が確定したタイミングなので、
ウェルスナビ を売却や解約をしなければ基本的に税金は発生しないよ!
ウェルスナビ の税金はどのくらいかかるの?

出金や解約をしたタイミングで税金が発生するのは分かったけど、
どのくらいの金額が税金として発生するの?
ウェルスナビ で利益が出た分は儲かった分の20.315%が一律で税金が発生します。
会社員の給料は総合課税といって収入が多ければ税率も高くなるので資産運用の利益は手取りが多くなりやすいんですね。
ウェルスナビ では特定口座を選んで確定申告をしないのが1番簡単

ウェルスナビ の課税口座の種類については分かったよ。
結局、源泉徴収ありの特定口座にしておけばいいんだよね?

そうだね。
確定申告をするのが面倒な人は源泉徴収ありの特定口座にしておくと簡単だよ!
- 特定口座(源泉徴収あり):確定申告は不要。自動で税金が引かれる
- 特定口座(源泉徴収なし):確定申告が必要。自分で税金を納める
- 一般口座:確定申告が必要。自分で税金を納める
源泉徴収なし特定口座と一般口座のメリットは?

じゃあ何で源泉徴収ありの特定口座以外のものを選ぶ人がいるの?

確定申告をすることで節税ができるケースもあるからだよ!
1年間の累計利益が20万円以下なら確定申告は不要
なお、源泉徴収なしの特定口座以外でも年間の利益が20万円以下なら確定申告は不要です。
もちろん、自分の累計利益がいくらかを確認する必要はありますが、もし利益額が年間で20万円以下なら確定申告をしなくても問題はないので安心してください!
源泉徴収ありの特定口座だと20万円以下でも税金が引かれる
先ほど年間の利益が20万円以下の場合は確定申告が不要と解説しましたが、実は源泉徴収ありの特定口座にすると出金や解約のたびに税金が自動的に引かれてしまいます。
つまり、特定口座(源泉徴収あり)にした場合は、年間の利益が20万円以下でも利益確定のたびに税金が引かれて少し損をしてしまうんですね。
反対に、
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
を選んだ場合は、自分で税金を計算して確定申告をするため、年間利益が20万円以下のときは税金を払わなくてすみます。
少しでも多く手取りを増やしたい場合は面倒でも源泉徴収なしの特定口座か一般口座にするのがいいでしょう。
配当金の二重課税も確定申告で取り戻せます
少し細かい話ですが、ウェルスナビ は海外のETFに投資をしているため、配当金が発生したタイミングで米国の税金が源泉徴収として引かれ、さらにそのあとに日本の税金も発生します。
ETFの配当金については二重で税金が引かれることになるんですね。
特定口座(源泉徴収なし)か一般口座を選んで確定申告で申請をすることで外国税額控除を受けることが可能です。
米国の課税分(10%)を節税できるので少しですが有利でしょう。
他の投資と損益通算で節税ができる
あなたがウェルスナビ 以外で株式や投資信託に投資をしているとしましょう。
例えば、
- 株式投資で10万円の損失が出た
- だが、ウェルスナビ で10万円の利益が出た
といった場合、ウェルスナビ 以外の投資の損失と利益を合算することでその年の納税額を抑えることができます(損益通算)。
また、
- ある年にウェルスナビ で10万円の損失が発生した
といった場合は、そこから3年間ウェルスナビ の損失を繰り越して他の投資の利益と相殺することができます(譲渡損失の繰越控除)。
確定申告の手間はかかりますが、他の投資の損失と調整することで節税ができるメリットもあるわけですね。
ウェルスナビ はDeTAX(デタックス)機能で節税をしてくれる
ウェルスナビ は独自の「DeTAX(デタックス)」機能があり、一定額以上の税金が発生しそうになると他の資産の損失と合算して税金を繰り越してくれるメリットがあります。
ウェルスナビ の公式サイトによると、
DeTAX(デタックス)とは、分配金の受け取りやリバランスなどによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の「含み損」を実現して「利益」を相殺することにより、税負担を翌年以降に繰り延べる機能です。
分配金の受け取りやリバランスなどによるETFの売却によって「利益」が発生すると、本来は税負担が生じることになります。
DeTAXは、その税負担を翌年以降に繰り延べることで、その年の税負担を軽減します。具体的には、ポートフォリオの中に含み損がある銘柄があれば、店頭取引により、その銘柄を一旦売却(含み損を実現させる)し、それと同時に「同じ銘柄を、同じ数量、同じ価格」で買い戻します。
これにより、ポートフォリオの構成を維持したまま、その年の税負担の軽減を計ります。
※税負担を必ず繰り延べることを保証するものではありませんWealthNaviでは、分配金による受け取りやETFの売却(リバランスによる売却も含む)により、利益により生じる税負担が2万円以上となる場合を目安として、DeTAXによる取引を自動的に行います。
つまり、ウェルスナビ では2万円以上の税負担が発生する場合は、損失が出ているETFを売却することで税負担を減らしてくれるんですね。
イメージとしては先ほど説明した損益通算のやり方と似ていますが、ロボットが自動で節税をしてくれるため非常に便利な機能でしょう。
ちなみにウェルスナビ のDeTAX機能を使うことで本来税金を払う必要だった分を再投資に回してくれるため投資効果が高まります。
ウェルスナビ の公式サイトによると、DeTAX機能によって年間0.4%~0.6%程度の負担軽減効果があるため、あなたの資金を効率的に増やしてくれるでしょう。
一般口座を選んだ場合は使えないので注意してください。
課税口座の変更はウェルスナビ の「お問い合わせ」から可能

ウェルスナビ の課税口座を変更したいときはどうすればいいの?

ログイン画面の「お問い合わせ」から書類の請求ができるよ!
ウェルスナビ の課税口座を変更したい場合は、
- ウェルスナビ のサイトにログイン
- 「お問い合わせ」をクリック
- 課税口座の変更をしたい旨を連絡する
- 変更申込書が届いたら記入して返信する
といった流れでできます。
まとめ|ウェルスナビ の確定申告について

ウェルスナビ の確定申告についてよく分かったよ!

自分にあった方法で運用して、お金を増やしていこうね
最後に記事の内容をまとめておきますね。
- ウェルスナビ は「特定口座(源泉徴収あり)」にすれば確定申告が不要
- 特定口座(源泉徴収なし)か一般口座を選ぶと確定申告が必要になる
- 課税口座は変更可能
- 確定申告をすればウェルスナビ の手取りが増やせる可能性がある
- 特定口座を選ぶと自動節税機能「DeTAX」が利用できる
基本的にウェルスナビ は長期投資を目的に作られているため、頻繁に出金や解約をすると複利効果が失われてお金が増える速度が下がってしまいます。
ですので、なるべく出金や解約をしないでほったらかしで運用するのがおすすめですよ!
もし出金をして利益が出た場合は自分の課税口座の種類を確認して確定申告をするか判断してくださいね!
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