
運用をしているウェルスナビ が元本割れして損失が出ているんだ。
このまま投資を続けていいんだろうか…
今回はウェルスナビ で損失が出たときに投資を続けるべきかについて解説をしていきます。
結論としては下記の通りです。
- 不安になっても投資をやめる必要はない
- 1番のおすすめは積立投資を継続すること
- 無理な追加投資はやめるべき
それでは具体的に解説をしていきますね。
ウェルスナビ で損失が出たら投資をやめるべき?
結論としては、損失が出たとしても投資をやめる必要はありません。

けど、損失が大きくならないうちに損切りをした方がいいんじゃない?

損切りが必要なのは短期で取引をする商品なんだ。
ウェルスナビ のように長期運用をする商品は損切りをしても逆効果なんだよ!
ウェルスナビ が想定している運用期間が何年だかご存知でしょうか?実はウェルスナビ は10年〜20年の長期投資を前提として作られた商品です。
長い期間を使って運用をすることでリスクを抑えながら確実に資産を増やすように考えられています。
なぜなら、過去のデータを見ると一時的に市場の暴落で資金が減っても継続的に投資をすることで資産は成長できているからです。
下記のグラフはウェルスナビ の公式サイトが掲載している1992年から運用した場合のシュミレーションです。
(出典:ウェルスナビ 公式サイト)
リーマンショックのような100年に1度の規模の暴落が起きても資産は増え続けているのが分かるでしょう。
FXや個別株式投資のように短期間で利益を出す金融商品とは異なり、相場の状況が一時的に悪くなっても継続して投資をすることで資産を着実に増やすようにウェルスナビ は設計されています。
損失が出ると不安に感じると思いますが、ウェルスナビ は短期間で損が出ることも想定した長期投資のスタイルで運用をしているので損切りをする必要はないんですね。
ウェルスナビ で損失が出たときの対処法は?

じゃあウェルスナビ で元本割れが出たら何をしたらいいの?

特別なことはする必要はないよ!
ただ、積立投資を継続した方が将来資産を増やしやすくなるからおすすめだね。
ウェルスナビ で損失が出たときでも積立投資を続けることをおすすめします。
積立投資は同じ周期で同じ金額を投資する手法のことです。
相場の状況に関係なく機械的に同じ金額を投資し続けることでETFの取得単価を平均化できます。積立投資のメリットは「ドルコスト平均法」とも言われますね。
ここでは難しい用語を覚える必要はないのでシンプルに、同じ金額を投資し続けると損しにくい程度に思っていて大丈夫ですよ!

損失が出たらリスク許容度を下げるべき?
ウェルスナビ は運用する前に「リスク許容度」を測定して運用方針を決めます。
「リスク5」が1番ハイリスクハイリターンで「リスク1」がローリスクローリターンです。

相場が悪い時はリスク許容度を下げたらどうかな?

相場の状況に応じてリスク許容度を変えるのはおすすめしないよ!
リスク許容度を変える必要がない理由としては下記の通りです。
- リスク許容度を変えても即効性がないから
- 運用方針を変えてしまうとこれまでのリスクが無意味になるから
シロガネは特に2番目の理由が重要だと考えています。
例えばこれまでリスク許容度「5」でハイリスクハイリターンな運用をしていたのに、相場が悪くなってからリスク「1」に変更したとしましょう。
そうなると、
- 保有している高リスクの株式は損失が出続ける
- 市場の株価が下がっているのに低リスクの債権ばかりに投資をしてしまう
- 将来、相場が回復しても大した利益を得ることができない
となってしまい結果的に失敗してしまいます。
運用方針は相場に合わせて変更すると逆効果になる可能性が高いので基本的には変えない方がいいんですね。
リスク許容度を変えるのは年齢を重ねて運用期間が短くなったときにリスク許容度を下げるといったあなた自身の都合であるべきです。
暴落時に焦って運用方針を変更しても意味がないでしょう。
相場が暴落したら追加投資するべき?

株価が下がっているなら一気に追加投資をしてみたらどう?
割安な価格で投資ができるから値上がり益が狙えるよ!

相場が下がったときに追加投資するのは悪い戦略じゃないね。
ただ、相場の底がどのタイミングかは予測ができないから無理して大きな額を追加投資するのはやめたほうがいいよ!
相場が下がったときに追加投資をすることで、将来相場が回復したときに大きな利益を得ることができます。
暴落時に焦って損切りをするよりはずっと良い選択だと思いますが、あまり大きな金額を追加投資するのはやめた方がいいでしょう。
相場が下落し続けてどのタイミングで上昇するかは誰にも予想ができません。
一気に大きな額を追加投資してもさらに相場が悪化して損失が拡大することも十分にあり得ます。
そうなると更に追加投資をしたくなり、雪だるま式に損失が拡大してしまうでしょう。余剰資金以外の生活資金にも手をつけてしまうともう取り返しがつきません。
投資は余剰資金でやるべきものですが、暴落時の買い増しはついつい余剰資金以上の投資をしてしまうものなので注意してくださいね。
おすすめは積立額を増やすこと
いきなり追加投資をしなくてウェルスナビ は積立額を増やすことができます。
これまで月1万円だった積立額を2万円に増やすといった方法は無理がなく割安な価格での買い増しができるのでおすすめですね。
ウェルスナビ の積立金額を増やす手順については「WealthNavi(ウェルスナビ)の始め方をイチから解説!|口座開設・入金・積立の手順まとめ」で解説しているのでお読みください。

まとめ|ウェルスナビ で損失が出たときの考え方について
ウェルスナビ で損失が出たときに投資を続けるべきかについて解説してきました。
もう一度内容をまとめておきますね。
- 不安になっても投資をやめる必要はない
- 1番のおすすめは積立投資を継続すること
- 無理な追加投資はやめるべき
ウェルスナビ は長期・分散・積立投資を自動でやってくれる優れたサービスなので暴落時でも気にせず淡々と運用を継続していくのがおすすめです。
シロガネも実際に運用して元本割れが起きていますがほったらかしで運用を続けています。
関連記事:ウェルスナビの運用実績は-18,074円でした。暴落時にはリスク許容度の変更が必要か解説【2018年11月4週】
暴落時にはあまり動かずに投資の勉強をしてゆっくり過ごすのがいいですね。
ウェルスナビ のCEOの柴山さんの書籍が資産運用の学習にとても役立つのでよろしければお読みください!