当記事ではロボアドバイザーWealthNavi(ウェルスナビ)の分配金の仕組みについて解説しています。
預かり資産が4000億円を突破した人気のロボアドバイザーのウェルスナビ。
本記事の執筆者のシロガネも運用2か月で5,000円ほどの利益が出ています。ほったらかしでも資産運用が簡単にできるとても優れた商品ですね。
そんなウェルスナビの運用中に「分配金」が発生することがあります。
定期的にウェルスナビから分配金の報告が来ますが、どんなタイミングで、いくらもらえるのか?そして、分配金はどのように受け取れるのかが少しわかりにくく混乱してしまうかと思います。
ですので本記事ではウェルスナビの分配金について分かりやすく解説していきますね。
この記事で分かること |
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それでは見ていきましょう!
ウェルスナビの分配金とは?

ウェルスナビで運用してたら取引履歴に分配金って出てたけど何かな?

分配金はウェルスナビが投資しているETFから分配されたお金だよ!
定期的にもらえる投資家への支払いだね。
ウェルスナビはあなたが入金したお金を6種類のETF(上場投資信託)に投資をしてくれます。
ETFは上場株式と同じように、収益の一部を口数に応じて投資家に分配する「分配金」の仕組みを取っているので、ETFに投資をしているウェルスナビでも分配金がもらえるんですね。
分配金が発生するとETFの価格は下がる!
先ほど説明したように、保有しているETFの数量(口数)が多ければ多いほどたくさんの分配金をもらえます。
しかし、分配金は投資家へのボーナスというわけではないので注意しましょう。
分配金はあくまでETFの資産の一部を切り取って投資家に分配しているので、分配金を支払った金額分ETFの価格も下がってしまいます。
分配金とETFの価格について分かりやすく説明すると、
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といった感じになります。
投資家の中には分配金がプレゼントのようにもらえるものと勘違いしている人もいますが、分配金をもらってもトータルの資産額は変わりません。
むしろ、投資している資産の一部を現金化してしまうので投資額が減ってしまうデメリットの方が大きいでしょう。
日本で人気の「毎月分配型」の投資信託が儲からない理由はここにあります。シロガネも以前に毎月分配型の投資信託を買って損した経験がありますw
関連記事:【投資失敗談】わたしが初めて投資信託をみずほ銀行で購入した話
分配金はなんで支払われるの?

じゃあなんで分配金って仕組みがあるの?

ETFは色々な株式や債券の価格と連動するようにできている商品だから、それらが分配金を出したらETFも分配金を出さないと価格の連動ができなくなってしまうからだよ!
ETFは特定の株式や債券の値動きと連動するように作られた商品ですので、それら株式や債券が分配金を出したならETFも同じように分配金を出さないと価格の連動ができなくなってしまいます。
ちょっと分かりにくいので例を出して解説しますね。
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ザックリいうと、ETFの組み入れ資産が分配金を出すとETF自体も分配金を出さないと価格にズレが生まれるので分配金の仕組みを取っているということですね。
ウェルスナビの分配金タイミングは?

ウェルスナビの分配金ってどのくらいの頻度でもらえるの?

ウェルスナビの投資しているETFによって分配金の発生するタイミングは違うんだ
ウェルスナビは運用方針に応じて6種類のETFに分散投資をしてあなたのお金を運用してくれます。
シロガネのポートフォリオ(資産の配分)はこんな感じですね。
分配金の頻度はそれぞれのETFによって異なります。
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保有しているETFの口数に応じて上記の頻度で分配金が発生し、ウェルスナビの資産残高に反映されます。
ウェルスナビの分配金の確認方法は?
ウェルスナビの分配金はログイン画面から確認することができます。
ウェルスナビの分配金の見方 |
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分配金が発生したらウェルスナビのポートフォリオ一覧の「現金」の残高に反映されます。
ポートフォリオの確認は同じようにログイン画面から「ポートフォリオ」をクリックすると見れるので確認してみましょう。
ウェルスナビの分配金は再投資されます
分配金は再投資すれば複利効果が生まれる
例えば、分配金が発生するたびにウェルスナビから出金をすることもできます。
しかし、分配金を受け取って投資をしないと資産の増え方が単利になってしまうためメリットが少ないでしょう。
反対に分配金を引き出さずに再度投資に回すことで複利の効果を使って資産を増やすことができます。
単利と複利を比較すると… |
資産を単利で運用するか、複利で運用するかで長期的な資産の増え方に大きな違いが生まれます。
100万円を年利5%で運用したケースを単利と複利で比較すると下記のような結果になります。
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ウェルスナビは自動的に分配金を再投資してくれる
ウェルスナビは分配金を自動でETFに再投資してくれます。
個人的にはこの自動で再投資してくれる仕組みはウェルスナビの大きなメリットだと感じますね。
ウェルスナビが投資しているETFはSBI証券 などで直接買うことができますが、分配金や配当を受け取っても手動で再投資をしないといけません。
定期的に分配金や配当をチェックしてその度に為替手数料や購入手数料を払って再投資するのは実はかなり面倒でコストもかかるんですね。
しかし、ウェルスナビなら現金の残高が20,000円を超えたら自動的にETFを買い付けて再投資してくれるのでこうした手間は一切かかりません。
自動で複利での運用もできる点はウェルスナビの魅力でしょう。
関連記事:米国株VTIに投資するおすすめの方法は?|ETF・楽天VTI・WealthNaviを比較してみた
ウェルスナビはデタックス(DeTAX)機能で節税をしてくれる
分配金は発生するたびに税金がかかります。
特定口座ならウェルスナビの分配金は税金が自動で計算され、税金を差し引いた額が入金されますね。

分配金をもらうたびに税金が発生するのってもったいないね

ウェルスナビは独自のデタックス機能があるから分配金の税金を翌年以降に繰り越してくれるんだ!
ウェルスナビはデタックス(DeTAX)という機能があります。
これは分配金の受け取りやETFの売買で発生する税金を、保有資産の含み損と相殺させることで税負担を翌年以降に繰り越してくれるサービスです。
ざっくり言うと、分配金の税金をETFの損失と合算することで少なくしてくれる機能ですね。
デタックス機能により、資産額に対して年間0.4%~0.6%程度の節税が期待できるそうなので非常に大きなメリットでしょう。
このデタックス機能はウェルスナビの独自のサービスなので他のロボアドバイザーと比較するときの大きな違いになります。
関連記事:【徹底比較】WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)の違いは何?50万運用して考察してみた
ウェルスナビの分配金まとめ
ウェルスナビの分配金について解説してきました!
実はボーナスではない分配金ですが、ウェルスナビなら自動で再投資をしてくれるので複利運用ができるのが魅力ですね。
しかも税金も自動的に抑えてくれる「デタックス機能」もあるので非常に簡単に資産を増やせるので素晴らしいと感じています。
ぜひあなたもウェルスナビで資産運用をしてお金を増やしてみてくださいね!
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