
投資信託を買いたいんだけど、成績って何を見たらいいの?
利回り?基準価格?純資産額?
用語が難しくて何を基準に投資信託を選べばいいか分からないんだ…
当記事ではこういった疑問に分かりやすく回答していきます。
投資信託の成績の見方はとてもシンプルなので当記事を読めばすぐ理解できますよ!
成績を見ながら良い投資信託を選んでお金を増やしていきましょう!
この記事の要約
- 投資信託の成績は「利回り」を見ればいい
- なるべく長い期間の平均利回りを確認する
- 「利回りが高い」=「買うべき投資信託」ではない
投資信託の成績はどこを見ればいいの?
まずは投資信託の「利回り」をチェックする
投資信託の成績を見るときはまず「利回り」を見るといいでしょう。
利回りを簡単にいうと「いくら投資して、いくら儲かったか?」を表す言葉です。
資産運用の目的はお金を投資して儲けることなのでより儲かる投資信託かどうかをチェックするのがまずは大切なんですね。
利回りを計算するのはとても簡単です。
ある投資信託を100万円分購入したとします。
その投資信託が1年後に110万円に価格が上がっていたので売却しました。
その場合の利回りは、
110万円➗100万円✖︎100=10%
となります。

投資信託の価格は「基準価格」とも言われるけど意味は普通の価格と同じだから気にしなくていいよ!
利回りは簡単に調べることができる!

利回りが大切なのは分かったけど、どこを見れば利回りが分かるの?
投資信託の利回りは簡単に見ることができます。
例えば投資信託の情報サイト「モーニングスター」で利回りが見たい投資信託を検索すると画面の下に過去のリターンが出てきます。
1年、3年、5年、10年ごとにこの投資信託を買っていたらお金がどのように増減するかが分かりますね。
10年間の平均利回りは16%と高いですが、直近1年間は-5%と不調です。
他にも実際に投資信託を買う楽天証券
やSBI証券のiDeCo(イデコ)といったネット証券の画面でも過去の利回りを見ることができます。
なるべく長い期間の平均利回りをチェックする

利回り見るときのポイントは、なるべく長い期間の平均利回りをチェックすることだよ!
長い期間の平均を見ることで将来同じように成長する可能性が高いと予想できるんだ。

じゃあ1年の利回りよりも10年の利回りを見た方がいいんだね!
利回りを見ることで投資信託の成績が分かります。
でも投資信託の成績を見るだけでは意味がなく、将来同じような利回りで運用ができるかをチェックすることが目的ですね。
ですので、なるべく利回りは長い期間。理想を言えば10年〜20年間の平均利回りを見るといいでしょう。
短い期間の利回りがよくても、たまたまその期間にバブルが起きた可能性もあります。
リーマンショックのような大暴落の期間を経ても順調に価格が上昇し続けている投資信託を選ぶ方が将来儲かる可能性が高いんですね。
同じカテゴリーの投資信託の利回りと比べてみる
投資信託の利回りをチェックしたら同じカテゴリーの投資信託と比べて高いのか?低いのか?を比較してみるのもおすすめです。

投資信託のカテゴリーってなに?
投資信託のカテゴリーは大きく分けて2つの軸があります。
- 投資方針はインデックスかアクティブか?
- 投資先は国内か海外か?
- 株式なのか債券なのか?
細かく覚える必要はないので、ざっくり同じような投資信託と比べて利回りが高いかをチェックすると投資判断の目安になります。
比較して見るときに大切なのは同じカテゴリーで見ることです。
株式型の投資信託と債券型の投資信託ではリスクとリターンが全く違うので比較しても意味がないからですね。
利回り以外にも見ておくものはあるの?
投資信託の成績を見るには「利回り」に注目すればよかったですが、投資信託を選ぶときには利回り以外の指標も見ておくといいでしょう。
具体的には
- 信託報酬
- 買付手数料
- 純資産総額
- 運用期間
です。
投資信託の手数料は利回りに大きく影響する
投資信託を購入して投資するときにかかる手数料はお金を増やす上でとても重要です。
- 信託報酬:保有している投資信託の金額に対して毎年かかる維持コスト。目安は年1%以上だとコストが高くて儲かりにくい投資信託だと言えます
- 買付手数料:投資信託を買うときにかかる手数料。基本的には買付手数料が無料のものを選ぶ
特に信託報酬は高い投資信託だと年3%のものもあります。
信託報酬は投資信託の成績に関係なく毎年必ず発生するので、投資信託の利回りがマイナスでも手数料が引かれてしまいます。
ポイントは信託報酬が年0.1~0.8%で買付手数料が無料の投資信託を優先して選ぶことなので、投資する前にチェックしてください。
「信託報酬が高い」投資信託は「金融機関が儲かる」ものです。
特に、店頭の維持コストがかかる銀行や証券会社の窓口販売でおすすめされるのは信託報酬がとても高い投資信託が多いものです。
信託報酬が高いから利回りが高くなるということもないので、証券会社を選ぶときはネット証券を選ぶようにしましょう。
純資産総額と運用期間は健全性の目安
投資信託はたくさんの投資家からお金を集めて運用する仕組みです。
投資信託を運営するファンドが十分なお金を集めることができずに解散してしまうことを投資信託が繰り上げ償還されると言います。
投資信託が繰り上げ償還されると自動的に資産が売却されてしまうのでなるべく資金に余裕がある銘柄を選んだ方がいいんですね。
繰り上げ償還されにくい銘柄は純資産総額が大きく、運用期間が長いものなので投資信託を選ぶ際にはチェックしておきましょう。
まとめ|投資信託の成績はどこを見ればいいのか?

投資信託の成績の見方がわかったよ!

さっそく投資信託を選んでみよう!
投資信託の成績の見方を解説してきました。
さいごに内容をまとめておきますね!
記事のまとめ
- 投資信託の成績は「利回り」を見る
- 利回りはなるべく長い期間の平均をチェックする
- 同じカテゴリーの投資信託で比較するとなお良い
- 利回りだけではなく、手数料や純資産額もチェックする
あとは投資をする前に投資信託をいくつか見ておくと銘柄の良し悪しも分かってくるでしょう。
ぜひ投資信託の成績をチェックして良い銘柄に投資をしてお金を増やしましょう!
おすすめの投資信託は?
「投資信託の選び方は分かったけどおすすめの銘柄が知りたい!」
という方は「【初心者向け】投資信託のおすすめ商品と選び方を解説|運用実績も公開中」をお読みください。
実のところ、おすすめできる投資信託はそこまで多くありません。手っ取り早く優良な投資信託を知りたい方は合わせてどうぞ!
