投資家・ブロガーに大人気の「セゾン投信」。
日本郵便と提携もしている非常に安心感のある投資信託で、資産運用の初心者がまず候補に挙がるものでしょう。
わたしもセゾン投信を4年間運用しつづけ、15万円ほど利益が出ています。
運用益も出ている好調なファンドですが、近々わたしはセゾン投信を解約しようと考えています。
せっかく利益が出ている投資信託。それでもいくつかの不満を感じているためです。
この記事では私が実際にセゾン投信を使って感じたデメリットについて紹介していきます。
「セゾン投信で資産運用をしてみようと考えている」
「セゾン投信で運用しているけど解約しようか検討している」
こういった悩みをお持ちのあなたは是非さいごまで読んでください。
では早速見ていきましょう!
セゾン資産形成の達人ファンドの手数料が高い
1つ目はセゾン投資のアクティブファンド「セゾン資産形成の達人ファンド」の手数料が高い点です。
セゾン資産形成の達人ファンドの手数料 |
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インデックスファンドに比べるとアクティブファンドは手数料が高いのが普通です。
アクティブファンドの中では信託報酬手数料が1.35%というのは安いほうに分類されますが、年間利回り7%~8%ではパフォーマンスに対してコストの比率が大きいと感じました。
セゾン投信よりもひふみ投信の方が利回りが好調
セゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」と同じアクティブファンドで有名なのが「ひふみ投信」です。
わたはひふみ投信でも運用をしていますが、リターンは圧倒的にひふみ投信の方が高い成績を出しています。
ひふみ投信の運用実績については「【2018年最新版】利益が100万円を超えたひふみ投信の運用実績をブログで公開」で詳しく解説していますが、ひふみ投信は年間20%以上の利回りで運用ができています。
「セゾン投信は世界中のファンドに長期投資を目的としているから、日本株が中心のひふみ投信と比較するのはおかしい!」
こういった批判も正しい面はあるかと思いますが、ぶっちゃけ投資家からするとアクティブファンドは直近の利回りが判断基準のすべてです。
限られた資金を運用するなら利回りが高く、手数料が安いところに投資をしないと機会損失になると感じたため、セゾン投信を解約しようと考えました。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの利回りがいまいち
「【2018年最新】セゾン投信の運用額が100万を突破。利回り実績をブログで公開」でも書きましたが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の実質平均利回りは年2.16%でした。
わたしのインデックスファンドでの目標利回りは4%~6%のため、この利回りには不満を感じました。
その理由をざっくりと考えてみると、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は株式と債券の比率を半々にしているため好調な株式市場の成長に乗り切れていないのだと思います。
もちろん債券に投資することで株式投資の値動きのリスクを減らすことができます。
しかし、まだ30歳で運用期間も長くとれる私のような投資家にとって、債券と株式の比率を半々にして運用する合理的な理由はありません。
もし債券に投資することでリスクヘッジをしたいのなら、
- ポートフォリオの10%程度の範囲で債権のインデックスファンドに個別で投資をする
- それも面倒ならロボアドバイザーを使って分散投資をする
といった手段を取るべきだと考えました。
そして、海外株式のインデックスファンドに投資をしたいのなら低コストでアメリカ株式市場に投資ができるVITと連動する「楽天・全米株式インデックス・ファンド」に投資すればいいと判断しました。
セゾン投信は積立額変更・解約手続きに必要な書類があって面倒
セゾン投信は古い会社だからか、手続きが書類ベースで手間と時間がかかります。
- 毎月の積立額を変更する
- 投資信託の解約
これらの手続きをするときに、書類の申し込みをして届いた書類に記入と印鑑をして送り返す。
SBI証券や楽天証券といったネット証券はネット上で完結するのに比べると非常に面倒で不満を感じました。
セゾン投信はスポット入金の方法が分かりにくく面倒
定期積立ではなく、追加で入金をして投資信託を買いたいときにする「スポット入金」の方法がとても分かりにくいのもデメリットです。
そして入金が即座に反映されるロボアドバイザーに比べてATMやネットバンクから振り込みをする必要があって時間もかかるため、自分の好きなタイミングで買い付けをすることが難しいですね。
セゾン投資のデメリットまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したセゾン投信のデメリットをまとめたのがこちらになります。
セゾン投信のデメリット |
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いくつかデメリットを紹介しましたが、セゾン投信のメリットも当然あります。
特に積立NISAに対応していて、その中でも手数料が安い分類に入る点は評価されるべきものだと思います。
「セゾン投信をやっていないけど興味がある」
「セゾン投信で運用をしているけど続けるか検討している」
こうした悩みをお持ちのあなたは、今回の記事で紹介したデメリットをしっかり把握してセゾン投信を使うか判断をしてくださいね。
「100年人生」の時代に資産運用の知識は必須ですよ!