当記事ではSBI証券 の個人型確定拠出年金(iDeCo)の「セレクトプラン」について解説しています。
SBI証券のiDeCo(イデコ)は運用中にかかる手数料が安く、商品のラインナップが業界で最も多いため非常に人気がありました。
当ブログでも「SBI証券のiDeCoでおすすめの投資信託とポートフォリオを紹介 2018年版」でSBI証券のイデコをおすすめしています。
しかし、豊富な品揃えのゆえどの投資信託を選べばいいのか分からないというデメリットも指摘されていました。
加えて、金融庁からイデコの商品数は35本を目安に削減するように指導が入ったためSBI証券は新たなサービスの提供を始めました。
関連記事:SBI証券のiDeCo(イデコ)で29本の投資信託が除外に!|今後も使えるか考察
新しいサービスの内容は、従来のイデコのラインナップを「オリジナルプラン」として新しく「セレクトプラン」呼ばれる低コストの厳選された投資信託だけを選べるプランになります。
当記事では、
- SBI証券の「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」の違い
- セレクトプランのメリット
- セレクトプランのデメリット
について分かりやすく解説しています。
既にSBI証券のイデコのオリジナルプランをご利用の人。
また、これからイデコを始める予定の人はぜひ参考にしてください!
【SBI証券のiDeCo(イデコ)の公式サイトをチェックする】
SBI証券の「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」の違いは?
対象の投資信託の本数が違う
「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」の最も大きな違いは、イデコの運用で選択できる投資信託が異なることです。
まず、商品数自体がプランで大きく違います。
SBI証券イデコのプラン別の商品数の違い
- オリジナルプラン:63本
- セレクトプラン:36本
セレクトプランは従来のオリジナルプランに比べると半分程度の商品数になります。
セレクトプランの36本でしたら商品の選定がやりやすく、「外れ」の投資信託を選ぶ可能性も低くなるでしょう。
投資信託のラインナップが違う⇒セレクトプランのほうが良い商品が多いです
セレクトプランは従来のオリジナルプランに比べると商品数は劣りますが信託報酬が安い低コストな投資信託が豊富です。
信託報酬とは、投資信託の保有額に対してファンドに支払う手数料です。
信託報酬が低ければ低いほど運用利回りが高くなります。
運用利回りが同じ5%の投資信託AとBでも、Aの信託報酬が年1%。Bの信託報酬が年0.1%なら利回りは毎年0.9%変わってきます。
資産運用ではなるべく信託報酬が安い投資信託を選ぶのが鉄則です。
特に市場の指数と同じ値動きをする「インデックスファンド」においては同じカテゴリーの投資信託なら信託報酬が安いほうが有利です。
SBI証券iDeCoのセレクトプランでおすすめの投資信託を紹介
- eMAXIS Slimシリーズ(国内株式・債権、先進国株式・債権、新興国株式、全世界株式、8資産均等型、米国株式)
- iFree NYダウ・インデックス
- SBI全世界株式インデックスファンド(雪だるま全世界株式)
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
オリジナルプランとセレクトプランの共通点は?
オリジナルプランとセレクトプランの共通点もあります。
どちらのプランでもSBI証券のメリットである「イデコの運用管理手数料が無料」な点は共通なので安心して選ぶことができます。
セレクトプランのデメリット
セレクトプランのデメリットについても解説していきますね。
プラン変更は無料だけど投資信託を売却する必要がある
オリジナルプランからセレクトプランへの変更は無料で行うことができます。
しかし、変更のためにはオリジナルプランで運用していた投資信託を一旦すべて売却する必要があります。
オリジナルプランの商品を運用しつつセレクトプランの投資信託を使うことはできないので注意してください。
イデコは運用で得た利益が非課税になるので売却することのデメリットは特定口座の投資信託よりも少ないですが、それでも一旦すべての投資信託を売却する必要があるのは面倒ですね。
【共通】サイトは相変わらず使いにくい
オリジナルプランでも同じですが、そもそもSBI証券のサイトは使い勝手が悪いので初めて使う人は戸惑うことがあるかもしれません。
どこに何があるのか、どこをクリックすれば投資信託を買えるのかなどは何回かやらないと覚えられないので注意しましょう。
【断言】SBI証券のイデコの「セレクトプラン」は最強の運用法です
そもそも個人型確定拠出年金(イデコ)の制度は資産運用のなかでも非常におすすめの制度です。
60歳になるまでは引き出しができませんが、掛け金が全額所得控除になり、運用益が無制限で非課税になるため運用効率が非常に高いんです。
関連記事:iDeCo(イデコ)とは?今さら聞けない概要を分かりやすく解説
イデコ自体が有利な上に運用管理費が無料かつeMAXIS Slimシリーズといった低コストの投資信託を使えるようになったことで、SBI証券のセレクトプランは最強の資産運用法といえるでしょう。
イデコの加入期間は65歳以上になる可能性もあるので早めに始めれば節税効果も非常に高くなります。
既にSBI証券でオリジナルプランのイデコを運用している人はもちろん、まだイデコに加入していない人はぜひSBI証券のセレクトプランを使って老後資産を賢く作ってくださいね!
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