「SBI証券でどの投資信託を選べばいいの?」
「どの投資信託にいくら投資すればお金を安全に増やせるの?」
こういった悩みをお持ちのあなたに。
今回は、SBI証券でiDeCoを利用するときにおすすめの投資信託とポートフォリオについて紹介します。
iDeCoを利用する金融機関の選び方は「【超まとめ】iDeCo(イデコ)でおすすめの金融機関5社を紹介」で詳しく解説しているので興味のある方は読んでみてくださいね。
今回おすすめする投資信託の紹介をするSBI証券のiDeCo(イデコ)は、
- iDeCoで投資できる投資信託のバリエーションが豊富
- iDeCo利用時の手数料が安い
を満たしているおすすめの証券会社です!
iDeCoの金融機関に迷ったらSBI証券を選んでおけば間違いはないでしょう。
>SBI証券のiDeCo(イデコ)
の公式サイトを見る
SBI証券でiDeCoの口座を作ったら、どの投資信託にいくら投資するかを考える必要があります。
iDeCo(イデコ)は年金の運用を自己責任でするので、あなたの投資する商品次第では年金が減ってしまい老後の生活が大変になることも考えられます。
ただ、当記事で紹介する投資信託とポートフォリオを参考にしてiDeCoの運用をすれば、安全に老後資金を増やすことができるでしょう。
iDeCoの運用に不安を感じている人はぜひ最後までお読みください!
SBI証券でのiDeCoおすすめ投資信託
ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス
DCニッセイ外国株式インデックスの基本情報 |
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「DCニッセイ外国株式インデックス」は日本を除く世界中の株式市場に連動するインデックスファンドです。
信託報酬が非常に低コストでiDeCoのような長期運用に最適な投資信託でしょう。
外国株式インデックスファンドでは「三井住友TAM-DC外国株式インデックスファンド」や「日興-インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)」が比較対象になります。
他のインデックスファンドに比べても「DCニッセイ外国株式インデックス」は信託報酬が低く、パフォーマンスも変わりません。
「日興-インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)」は為替ヘッジありの投資信託なので為替の状況次第ではリターンが大きくなる可能性がありますがリスクも大きくなります。
どうしても為替ヘッジのファンドが良いという方以外は「DCニッセイ外国株式インデックス」を選んでおけば間違いないでしょう。
(引用元:SBI証券)
リターンもカテゴリー平均よりも高いパフォーマンスのため、iDeCoのポートフォリオに組み入れる最有力のファンドになります。
大和-iFree 8資産バランス
大和-iFree 8資産バランスの基本情報 |
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「大和-iFree 8資産バランス」ば国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内REIT・海外REITの8つの資産にバランスよく投資をします。
対象のインデックス指標はこちらです。
株式相場が値下がりすると債券相場が値上がりするといったように、資産ごとの値動きは相関関係にあるため、資産を1つに集中するよりも複数の資産に分散させたほうが値下がりのリスクを減らすことができると考えられています。
個別の銘柄を選ぶことが負担になる方は「大和-iFree 8資産バランス」だけで世界中の資産全体に投資をすることができます。
他の国際バランス型のファンドと比較すると「日興-DCインデックスバランス(株式80)」と「三菱UFJ国際-eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)」が候補になります。
直近のリターン・信託報酬は「日興-DCインデックスバランス(株式80)」が最も優れていますね。
「日興-DCインデックスバランス(株式80)」は国内外の株式と債券の4種類に投資し、株式の比率が80%のため利回りが高くなっています。
個人的にはバランス型のファンドを選ぶのは分散投資によるリスクヘッジのためと考えているため「大和-iFree 8資産バランス」をおすすめしています。
ポートフォリオのバランスを取るためならば「大和-iFree 8資産バランス」を使い、分散投資よりも集中投資でよりリターンを大きくしたい場合は「日興-DCインデックスバランス(株式80)」を使うのがいいでしょう。
バランス型のファンドは1つだけで分散投資ができることですが、自分で資産配分を選ぶことができないデメリットもあります。
ポートフォリオは運用する人の年齢や資産状況によって変えるのが基本ですが、バランス型に投資をしてしまうと20代の人と50代の人が同じ商品で運用することになります。
「まだ若いのでリスクをとって運用したい」
「なるべく資産を減らさないように安全に運用したい」
バランス型のファンドはこういった要望に応えることができません。
最初は自分の組むポートフォリオに自信がないためバランス型の比率を高くすることも戦略としては良いですが、少しずつバランス型の比率を減らして自分でポートフォリオを組み立てることも視野に入れましょう。
三井住友-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
三井住友-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドの基本情報 |
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信託報酬が安い「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」もSBI証券のiDeCoで運用ができます。
同じく国内株式のインデックスファンドでは「ニッセイ-DCニッセイ日経225インデックスファンドA」や「SBI-SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金>」も選択肢に入ります。
TOPIXと日経225の指標のどちらがいいかについては一般的にTOPIXを選んだほうが良いと言われていますが、そこまで気にしなくていいでしょう。
それよりも信託報酬が少しでも安いインデックスファンドを選ぶようにしてください。
三菱UFJ国際-三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
三菱UFJ国際-三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)の基本情報 |
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確定拠出年金だけで投資できるファンドで非常に信託報酬が安くおすすめです。
国債の他、地方債、政府保証債、金融債、事業債および円建外債など国内の低リスクな債券に投資ができます。
株式やREITと比較すると低リスクな商品のため、運用期間が短く安全に資産を運用したい方に有力な投資信託ですね。
三井住友-三井住友・DC外国債券インデックスファンド|*取り扱い除外
三井住友-三井住友・DC外国債券インデックスファンドの基本情報 |
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「三井住友・DC外国債券インデックスファンド」は日本を除く海外の債権に投資をします。
海外債権は国内債券よりもリスクが高いですが、国内株式や海外株式よりも低リスクな商品になります。
同じカテゴリーでは「日興-インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)」も比較対象になりますが為替ヘッジをするため信託報酬手数料は若干高くなります。
2018年8月の商品ラインアップ変更で「三井住友・DC外国債券インデックスファンド」は取り扱いがなくなりました。
外国債券のインデックスファンドは「野村外国債券インデックスファンド」のみSBI証券で運用ができます。
ひふみ年金
ひふみ年金の基本情報 |
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人気の投資信託の「ひふみ投信」「ひふみプラス」と同じ内容のですが、信託報酬手数料が安くなっています。
これまで紹介した投資信託はすべて指標に連動するインデックスファンドでしたが、ひふみ投信はファンドマネージャーが選定した銘柄に投資をするアクティブファンドです。
投資のセオリーでは「インデックスファンドを上回るアクティブファンドはほとんど存在しない」と言われており、長期的な運用だと手数料が安いインデックスファンドのほうがパフォーマンスが高くなる傾向があります。
しかし、ひふみシリーズは1年間のリターンが25%を超えている非常に高い利回り実績のファンドです。
将来ひふみ投信が同じように成長するかは不透明ですが、ハイリスクハイリターンの運用をしていきたい方には最適な投資信託です。
投資信託のポートフォリオの基本的な考え方
以上がSBI証券で投資できるおすすめの投資信託です。
これからおすすめのポートフォリオを紹介していきますが、その前に基本的な考え方を解説していきます。
投資信託に限らず、金融商品への投資については「リスクによってリターンが決まる」ことが大原則です。
元本が保証されている定期預金よりも値下がりするリスクがある株式投資のほうが高い利回りで運用できる可能性があります(これをリスクプレミアムと呼びます)
そして、リスクとリターンの高さは投資信託のカテゴリーによって差があります。
一般的に投資対象(カテゴリー)のリスクとリターンの順番は下記の内容です。
国際株式>国内株式>国際債券>国内債券>定期預金
国際株式が最もハイリスクハイリターンで定期預金はローリスクローリターンとなります。
ポートフォリオを組み立てるときは投資対象のリスクとリターンを考えて比率を考えることが重要です。
新興国の投資信託を運用する必要はあるか
新興国の株式や債券について、わたし個人としては投資する必要はないと考えています。
少し前までは「新興国、特に新興国株式はハイリスクハイリターンなのでリスクを許容できる人には良い投資先だ」と言われていました。
しかし、リーマンショックから最近の市場の動向を見ていると、新興国も先進国と同じように暴落の影響を受けて回復は先進国よりも遅い傾向があります。
新興国の経済動向は先進国、特にアメリカの経済状況に大きく影響を受けるため、あえて新興国に投資をするのならばアメリカの株式や国債に投資するほうが合理的でしょう。
REIT(不動産)の投資信託に投資する必要はあるのか
REIT(不動産)への投資信託も同じようにあえて投資する必要はないと思います。
実物資産であるREITは株式や債券が値下がりしたときの低リスク資産として人気でしたが、最近の研究では国際経済の下落とともに不動産の価格も値下がりすると言われています。
また、REITの投資信託は信託報酬が高いものが多く、リスクの割にはリターンも大きくないため個人のポートフォリオに組み込むよりはバランス型を使って投資するほうが良いでしょう。
20代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオ
ここからは世代別にiDeCoのおすすめポートフォリオを紹介していきます。
20代のあなたは運用期間が長期でとれるためリスクを高く取ることをおすすめします。
具体的には海外株式・国内株式を中心にポートフォリオを組みます。
債券、特に国内債券は安全資産ですがインフレリスクに対応できない可能性が高いため、20代のあなたはあえて国内債券に投資する必要はないでしょう。
20代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオ |
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リスクをとって大きなリターンがほしい場合はバランス資産に投資をしないで海外株式かひふみ年金の比率を上げてもOKです!
「時間はリスクを治癒する」という言葉がありますが、長期間の運用をすれば一時的な暴落による損失も回復します。
毎月1定額を積立るため「ドルコスト平均法」により市場の価格変動の影響を受けにくく、長期的には世界経済の成長率である6~8%で資産が雪だるま式に増えていくでしょう。
ちなみに25歳の会社員の方がiDeCoの限度額最大(月額23,000円)の運用を60歳まで利回り6.8%で運用した場合の結果はこちらです。
(引用元:iDeCoシュミレーション)
- 運用金額:37,653,796円
- 節税額:5,686,939円
もちろんシュミレーションなので下回る可能性もありますが、ある程度のリスクをとって運用すれば十分可能な数字です。
30代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオ
30代のあなたも基本的な考え方は20代と同じです。
- 国内外の株式中心に運用する
- なるべく債券には投資しない
20代にくらべて30代は少しずつリスクを減らして運用する必要があるので、おすすめのポートフォリオはこちらです。
30代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオ |
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30代でも20代と同じように株式の比率を高くしても問題はありません。
運用期間が20~30年とれるためある程度のリスクは吸収できます。
同じようにシュミレーションをしてるとこんな具合になります。
- 運用金額:13,471,893円
- 節税額:1,335.080円
投資期間が10年短く、利回りが1.8%違うと大きな差が生まれています。
仮想の利回りなので将来がどうなるかは予測ができませんが、早くに運用を始めればその分有利だということはしっかり覚えておきましょう。
40代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオ
最後は40代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオを紹介します。
運用期間も少しずつ短くなってきて老後のライフプランも考える必要があるため、30代よりもさらにリスクを少なくしたポートフォリオがおすすめです。
40代のあなたにおすすめのiDeCoポートフォリオ |
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40代の場合は自分の保有している資産をしっかり把握しiDeCoのポートフォリオを組みましょう。
資産がある程度残っていて老後の生活資金の不安が少ない場合は株式比率を高めてもいいですが、そうでないならバランスよくポートフォリオを組んでリスクに備えましょう。
40代のシュミレーションはこちらです。
- 運用金額:5,203,506円
- 節税額:216,051円
「40代おすすめのポートフォリオ」で紹介した内容であれば利回り3.0%は決して難しい目標ではありません。
しかし、もし急激に市場が悪化して株式市場の暴落が起こった場合は運用中でも債券比率を高めるなどの対応をする必要が出てきます。
iDeCoを始めるなら早ければ早いほどいい
いかがでしたでしょうか。
iDeCoのおすすめ投資信託とポートフォリオについて、参考になればとてもうれしいです。
すでに一度言いましたが「投資は始めるのが早ければ早いほど有利」になります。
45歳から始めた場合と同じ積立金額と利回りでスタートが25歳の場合のシュミレーションはこちらです。
- 運用金額:16,915,763円(45歳スタートに比べて+11,712,257円)
- 節税額:1,474,008円(45歳スタートに比べて+16,699,712円)
始めた時期が20年違うだけでパフォーマンスが倍以上の差が生まれていますね。
iDeCoのような長期運用で積立投資をすると複利の効果が働いて雪だるま式にお金が増えてくからです。
逆に言えば、iDeCoをはじめない人は1日ごとに資産を増やす機会を失っていることになります(機会ロスとも言います)
こんな記事を書いていてなんですが、運用する商品よりも早く始める方がよっぽど大切ですw
あなたがまだiDeCoをやっていないのなら、SBI証券で口座開設をしてすぐに始めることをおすすめします。
そして、自分の年齢に合ったポートフォリオを組んで運用してください。
iDeCoは対象年齢の20歳から60歳までの人口のうち10%もやっている人はいません。
始めるだけで上位10%に入れるチャンスなので、この機会にぜひiDeCoをスタートしてください!
>SBI証券のiDeCo(イデコ)
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