資産運用として注目されている「個人型確定拠出年金(通称iDeCo)」。
iDeCoの金融機関の中でも手数料が安くて商品ラインナップが豊富で人気があるSBI証券がニュースを発表しました。
ざっくり言うとSBI証券がiDeCoで取り扱っていた投資信託69本の中から29本を除外するようです。
半分近くの投資信託の取り扱いがなくなるということで注目されています。
当記事では、商品ラインナップが変わったSBI証券でこれからiDeCoで運用をすべきなのかについて考察していきます。
これからSBI証券のiDeCo(イデコ)で資産運用をしようかとお考えの人はぜひ最後までお読みくださいね!
>>SBI証券のiDeCo(イデコ)公式サイトを見る
SBI証券のiDeCoでおすすめの投資信託は「SBI証券のiDeCoでおすすめの投資信託とポートフォリオを紹介 2018年版」で詳しく解説しています。
年代別におすすめのファンドを紹介しているので是非お読みくださいね!
SBI証券のiDeCo(イデコ)取り扱い除外の投資信託
今回の発表では運用商品29本が除外される予定とされています。
今後SBI証券で運用ができなくなるファンドの一覧はこちらです。
除外された商品を見てみると「同じカテゴリー内。同じ運用方針で信託報酬手数料が高いもの」が中心のようです。
これまで国際債券のインデックスファンドを運用していたけど、今回の改訂で同じカテゴリーの投資信託を使えなくなったという事態は無いのでご安心くださいね。
商品を絞り込んだ理由は法律の上限変更
今回のSBI証券の絞り込みは2018年5月に施行された確定拠出年金法改正の影響です。
この改正では投資信託の商品数の上限を1つの金融機関につき35本までにするように指示されています。
もともと業界内でも品揃えが豊富だったSBI証券は今回の法改正で大きくラインナップを変える必要があったんですね。
ラインナップが変わったことで「選びやすくなった」SBI証券のiDeCo(イデコ)
金融機関で買える投資信託の品揃えが豊富だと投資家は選択肢が増えて柔軟な運用ができるメリットがある一方、どの商品を選べばいいのか分かりにくくなってしまうデメリットもあります。
正直にいって、資産運用で使うべき投資信託はそんなに多くありません。
結局のところ信託報酬が安いインデックスファンドを中心にポートフォリオを組むのが最も合理的なんですね。
ですので商品が絞り込まれたことにより、SBI証券のiDeCoは選びやすく使いやすくなったと感じています。
厳選された商品しか売り出さないということは、資産運用に詳しくない人に高い手数料の商品を売りつけることをSBI証券がやらない方針だということでしょう。
これからSBI証券でiDeCoをはじめる人は悪い商品を間違って買ってしまうリスクが減ったと言えますね。
すでにSBI証券でiDeCo(イデコ)を運用している人はどうなる?
現在SBI証券のiDeCoで運用している人はどうなるのでしょうか。
公式サイトによると除外されるファンドを保有していた人は、
- 2018年4月30日までに買っていた場合はそのまま保有できる
- 2018年5月1日以降に買った場合は返金されるので、そのお金で違うファンドを買い付ける
という対応になるようです。
また、除外された投資信託はこれから買うことができなくなります。
品揃えが変わってもSBI証券のiDeCo(イデコ)を選ぶべき?
iDeCo(イデコ)を使う金融機関を選ぶポイントは、
- 運用中の手数料が安いか
- 良い投資信託が揃っているか
です。
関連記事:【超まとめ】iDeCo(イデコ)でおすすめの金融機関5社を紹介
品揃えが変わったあとでもSBI証券は口座の運用管理費用は業界最低レベルです。
しかも、SBI1証券は品揃えが減っても信託報酬が安くて良い投資信託が残っています。
口座の管理手数料が安く、厳選された投資信託が揃っているという点でSBI証券は変わらずiDeCoでおすすめの金融機関といえるでしょう。
いまは一般投資家が資産運用をやりやすい時代!
今回の法改正も含めて、iDeCoや他の資産運用で一般投資家の利益を無視した風潮は減っていく傾向にあります。
金融機関が利益を得るために高コストの投資信託を売りつけるようなビジネスモデルは金融庁が規制をしています。
iDeCoの商品数の上限規制やつみたてNISAの制度はそういった流れの表れですね。
シロガネも資産運用をはじめたばかりのころに手数料の高い毎月分配型の投資信託を買わされて損した経験がありますが、これから始める人はそういった失敗が少なくなるでしょう。
関連記事:【投資失敗談】わたしが初めて投資信託をみずほ銀行で購入した話
一般投資家には良い時代になってきたと思うので、ぜひ資産運用をどんどんやっていきましょう!
おすすめの資産運用法を知りたい人は「資産運用って難しい?初心者でも簡単にできるおすすめの方法を紹介」をお読みください。
また、シロガネの運用実績は「【2018年7月】資産運用の実績公開!|おすすめの投資法を紹介」で解説しているのでどうぞ!