こんにちは。シロガネです。
ほったらかしで資産運用をしてくれる「ロボアドバイザー」が人気です。
わたしの周りでもロボアドバイザーのウェルスナビやテオで資産運用を始める人も出てきました。
しかし、
「ロボアドバイザーの手数料って高いんじゃないの?」
「ロボアドバイザーって情弱向けのサービスなの?」
といった批判がよく言われます。
そこで今回の記事では「ロボアドバイザーの手数料は高いのか?」について検証していきます。
この記事を読むと分かること |
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ロボアドバイザーについて勉強していきましょう!
ロボアドバイザーについて詳しく知りたい人におすすめの関連記事はこちら |
ロボアドバイザーはETF(上場投資信託)で運用している
まずはじめにロボアドバイザーの基本情報のおさらいです。
ロボアドバイザーはETF(上場投資信託)と呼ばれる世界中の金融資産に投資をしてあなたのお金を増やしてくれます。
WealthNaviは、「働く世代の資産」と「世界経済」の橋渡しをします。6~7つの海外上場ETFを通じ、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資します。
(引用元:ウェルスナビ公式サイト)
1つの会社の株に集中的に投資するよりも、ETFを通じて世界中の金融商品に投資をしたほうがリスクが分散できますね。
ETFは日本の証券会社で買うことができる

ETFっていうのはロボアドバイザー経由じゃないと投資できないの?

じつはETFは日本の証券会社でも投資することができるんだ。
自分でSBI証券や楽天証券でロボアドバイザーが投資しているETFを買うことができるよ。

え⁉
じゃあなんのためにロボアドバイザーを使うの?

ロボアドバイザーを使うことで、
- 自分でポートフォリオを組む手間がなくなる
- 毎月の分配金を自動で再投資してくれる
- 相場の状況に合わせて資産のバランスを変えてくれる
こういった面倒な作業をぜんぶ任せることができるんだ。
ウェルスナビの投資するETFの一覧がこちらです。
(引用元:ウェルスナビ ホワイトペーパー)
例えば1番上のVanguard(ヴァンガード)はSBI証券でも楽天証券でも買うことができます。
しかし、資産運用の初心者にとって投資をするべき銘柄を絞り込んで投資額の配分を決めるのはとても大変です。
「どの金融商品に投資をすればいいのか分からなくて投資がはじめられない…」
これは初心者あるあるですがロボアドバイザーを使えばこうした問題は解決できます。
ロボアドバイザーの手数料を比較
ロボアドバイザー同士の比較
ロボアドバイザーの手数料はシンプルで分かりやすいのが特徴です。
代表的なサービスを比較してみます。
だいたい0.6%~1%の間ですね。

年間1%の手数料って高いの?
こう思いますよね?
次にETFの手数料と比較してみます。
ロボアドバイザーとETFの手数料比較
さきほどのウェルスナビが運用しているETFの一覧を見てください。
赤い線で囲ってある数値がETFの手数料です。
だいたい0.04%~0.14%くらいですね。
ロボアドバイザーを使わずに自分でETFを直接買ったときはこの手数料だけで済みます。

え⁉
ロボアドバイザーを使うと手数料が10倍くらいになるの?

ETFは手数料がとても安いのが特徴なんだ。
ETFの平均的な手数料と比べるとロボアドバイザーの1%前後の手数料は割高に見えてしまうのも仕方ないね。
ETFのメリット・デメリット
ETFのメリット
ETFは世界中の金融資産に分散投資ができます。
しかも、その手数料は圧倒的に安いため長期間の資産運用に向いています。
有名な投資家のウォーレンバフェットも「手数料の高い金融商品は買わずに低コストのETFで資産運用をするのがお金持ちになる方法だ」と述べています。
投資の世界では金融のプロフェッショナルが運用するよりアクティブファンドよりも、相場の平均的な指標と同じ値動きをするインデックスファンドの方が成績がよいと証明されています。
誰が投資してもパフォーマンスが高く、手数料が安いETFは最強のコストパフォーマンスの資産運用だと言えます。
ETFのデメリット
良いことずくめのETFですがデメリットもあります。
先ほど解説したようにどのETFをどの位の配分で投資するのが良いのかを初心者が判断するのはとても難しいでしょう。
加えて、ETFは「分配金」と呼ばれる毎月投資している人達へお金を支払ってくれるシステムがあります。
分配金の高いETFは成績が良いとされますが、分配金を受け取ってそのままにしておくと「複利効果」がいかせずに長期投資の効果が半減します。
あなたが毎月分配金をもらったあとに再投資をすることで問題は解消されますが、10年や20年間ずっとその作業を続けるのは大変です。
他にもETFには、
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となど、初心者にとってデメリットがあります。
ロボアドバイザーとETFのどっちを使うのが良いの?
ロボアドバイザーの手数料は割高ではない
ETFを個人で買って分配金の再投資を続けることが手数料を最小化させる方法です。
ではやはりロボアドバイザーの手数料は割高なのでしょうか?
わたし個人としてはロボアドバイザーの手数料は割高ではないと考えています。
たとえばウェルスナビの毎年の手数料1%を支払うことで得られるメリットは非常に大きいからです。
具体的には、
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これらを自分で定期的にやる時間を節約できるという面でロボアドバイザーは優れています。
そもそも資産運用だけで生活しているわけではなく、本業やサイドビジネスで生計を立てている人がほとんどだと思いますが、せっかくの時間を資産運用だけに費やすのはもったいないでしょう。
お金持ちになるためには「収入を増やし、支出を減らし、高い利回りで運用する」ことが不可欠なので資産運用だけに貴重な時間を使うのではなく、任せるべきものはアウトソーシングすることが大切です。
それでもロボアドバイザーを使いたくない人向けのおすすめETF

それでもやっぱりロボアドバイザーの手数料は高いと感じるな…

そんなとき人におすすめのETFを紹介するね!
シロガネは楽天証券が提供する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の2つをおすすめします。
どちらも低コストで評価の高いバンガードの人気ETFに投資をすることができるファンドです。
【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】
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【楽天・全米株式インデックス・ファンド】
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上の2つのETFは楽天証券やSBI証券から購入ができます。
特徴としては積立買付と分配金の再投資を自動でやってくれるため手間が少なく、それでいて手数料が安い点です。
運用成績は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」のほうが優れていますが、どちらも優秀なETFなので手数料を安く抑えたいけど成績の良い運用先に投資したいという方におすすめです。

ただし、ロボアドバイザーと違ってリバランス(運用している資産を売買してバランスを調整すること)は自分でやる必要があるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お任せで資産運用ができるロボアドバイザーと低コストで運用できるETF。
どちらも優れた運用方法なのであなたに合ったものを選んでください!

ぼくは簡単にはじめられるロボアドバイザーから始めてみようかな。

運用に慣れてきたら自分でETFを買ってポートフォリオを組んでみるのもおすすめだよ!
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