SBI証券で「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の投信積立をはじめました。
前から海外株式のインデックスファンドで投資先を探していたんですが、ちょうどいいETFが見つかりました。
「楽天」と名前がついていますが、SBI証券やほかの証券会社でも買うことができます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドとは米株式市場全体へ投資する投資信託
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の特徴はこんな具合です。
- 米株式市場に連動する運用を目指すインデックスファンド
- バンガード社が運用する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資をする
- 運用管理手数料が0.1696%で低コスト
簡単にいうと、バンガード社という世界最大の投資ファンドが運用する米株式インデックスETFに楽天を通じて投資をします。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの評判
楽天・全米株式インデックス・ファンドが投資をする「バンガード・トータル・ストックマーケットETF(通称VIT)は投資家のウォーレンバフェット氏も認めた知る人ぞ知る有力なETFです。
VTIはアップルやFacebookといったアメリカで上場している会社の株式全体に投資することができ、かつ手数料が非常に安いので投資家の中での評判も高いです。
iDeCoの掛け金配分変更しました!
なんとなく、
楽天VTI:50% 管理費用:0.1696 %
楽天VT:50% 管理費用:0.2396 %
の比率にしていましたが、VTI:100%にしました。
今思えば、大反省だし当然すぎる変更かと。理由
①費用が安い。
②画像を見ればパフォーマンスの差が一目瞭然。笑
青がVTI、赤がVT pic.twitter.com/2N8b9cdsV3— コアラ太郎@投資×副業×節約 (@koala_taro) May 29, 2018
組み入れ銘柄の上位10社はこんな具合です。
AmazonやAPPLE、Twitterなどの大企業にこの投資信託1つでまとめて投資ができます!
楽天・全米株式インデックス・ファンドの評価
楽天・全米株式インデックス・ファンドはと好調に価格を上げているようです。
投資対象の「バンガード・トータル・ストックマーケットETF」も直近の10年間で価格が9.26%上昇しています。
投資をして1か月ほど経過した利回り実績はこちらです。
600円ほどの利益が出ています。
短い期間で投資信託の評価をするのはあまり意味がないですが、それでも上がると嬉しいですね。
楽天・全米株式インデックスファンドのメリットとデメリット
楽天・全米株式インデックスファンドのメリット
私が感じる「楽天・全米株式インデックスファンド」のメリットは分配金の再投資が自動でできるところです。
通常、海外のETFに投資したときには分配金が一定期間でもらうことができます。
楽天・全米株式インデックスファンドが投資しているバンガード・トータル・ストックマーケットETFも投資すると分配金を受け取れます。
投資した額に応じて分配金がもらえるのは嬉しいですが、分配金を受け取るたびに税金がかかります。
特定口座での投資なので自分で税金の計算をすることはないですが20%の税金を毎回とられるのはもったいない気がします。
また、分配金をもらうことによって複利効果を生かすことができません。
もちろん分配金を受け取るたびに再投資をすればいいですが、分配金をもらうたびに再投資すると為替手数料と購入手数料が発生するのでコストがかかり、なにより面倒です。
その点、楽天・全米株式インデックスファンドに投資すれば分配金を自動で再投資する設定が可能なのでほったらかしでも複利効果を生かして資産を大きくすることができます。
楽天・全米株式インデックスファンドのデメリット
楽天・全米株式インデックスファンドのデメリットは、「直接バンガード・トータル・ストックマーケットETF」に投資した方が手数料を安くすることができる」点です。
楽天・全米株式インデックスファンドに投資せず直接バンガード・トータル・ストックマーケットETFに投資した場合の経費率は0.04%となります。
毎年、0.12%(+税)の手数料が余分にかかるという観点からみるとデメリットだと感じられるかもしれません。

個人的にはETFを再投資する手間や積立NISAの非課税枠を利用できるため、投資初心者の方には「楽天・全米株式インデックスファンド」を買うようにおすすめしています。
楽天VTとVTIどっちがいいのか?
今回紹介している楽天・全米株式インデックスファンド(通称楽天VTI)と比較されるのが楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称楽天VT)です。
どちらもバンガード社の運用するETFに投資する投資信託ですが、それぞれETFの投資する対象が違います。
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アメリカ企業に集中投資する楽天VTIか、全世界の株式に分散投資する楽天VTのどちらに投資するべきかはよく議論されています。
わたしとしては楽天VTIに投資するほうが有利に運用ができると考えています。
楽天VTIは米国企業へ集中投資するため、アメリカ経済が停滞した場合に影響を楽天VTよりも大きく受けるとされていますね。
しかし、実際はアメリカ経済が停滞した場合それ以外の国の経済も影響を受けて株価が低下することが証明されています。
加えて、全世界の株式に分散投資するため楽天VTは景気が停滞している国の株価が他国の株価の足を引っ張っているためパフォーマンスが良くない事実があります。
楽天VTのパフォーマンスが下の図です。
楽天VTよりもリターンが下回っていますね。
「卵は一つのカゴに盛るな」の格言通り、世界中の上場企業へ分散投資するのが理想ですが、現実はアメリカの一強状態になっている今の世界経済では本当の意味での分散はできず、合理的でもないと思います。
楽天・全米株式インデックスファンドの楽天ETFでのランキング
楽天・全米株式インデックスファンドのランキングを見てみましょう。
投資対象となる「バンガード・トータル・ストックマーケットETF」は楽天証券の「米国ETF売買代金ランキング」で7位に入っています(2018年6月現在)
楽天・全米株式インデックス・ファンドは積立NISAとiDeCoも使える
SBI証券を使えば、楽天・全米株式インデックス・ファンドで積立NISAやiDeCoが利用できます。
どちらの制度も節税効果が高いのでおすすめの運用方法です。
積立NISAは金融庁が許可した「長期での資産運用に向いている低コストの投資信託」だけを対象としています。手数料が安く、高い分配金を再投資に回せる楽天・全米株式インデックス・ファンドは積立NISAにぴったりの投資信託でしょう。
わたしは「ひふみ投信」でNISAの枠をすでに使っているので楽天・全米株式インデックス・ファンドは通常の投信積立で毎月20,000円を投資しています。
シロガネのポートフォリオは日本株の比率がやや高めだったので、これから海外株式への投資を増やしてバランスをとっていく予定です。長期的にみたら日本株よりも海外株の方が有力な気がしますので…。
ちなみに楽天証券の「積立NISA 買付金額ランキング」で楽天・全米株式インデックスファンドは3位に入っています。
私はひふみ投信のNISAの期限が終わったらSBI証券か楽天証券で「楽天・全米株式インデックスファンド」の積立NISAを始めるつもりです。
やっぱり非課税効果があるのとないのだと将来の運用成績に大きな差が生まれるのでやらないと損ですね。
積立てNISAについては『【2018年最新版】投資初心者におすすめの積立NISAと口座開設について解説します』の記事で詳しく解説しているので、まだ始めてない方は是非よんでください!