今回は個人型確定拠出年金(iDeCo)をマネックス証券で運用するときにおすすめの投資信託を解説します!

iDeCoでどの商品を選べばいいのかよく分からないんだ…

丁寧に解説するね!
iDeCoは自分で年金の一部を運用することで節税メリットを受けることができる制度です。
20歳から60歳まで加入ができるので、長い人だと40年間の運用をすることになりますね。
掛金は加入する方によって違いますが、毎月の掛け金が23,000円の会社員の場合は30年間の運用で8,280,000円もの金額になります。
利回りや手数料が1%違うだけでも大きな差になって老後の生活に影響が出てきます。
「マネックス証券のiDeCoの評判・メリット・デメリットを解説|ロボアドバイザーで診断もできる」という記事で、マネックス証券はiDeCo口座の管理手数料が0円で、低コストな投資信託が揃っているおすすめの金融機関だと紹介しました。
「iDeCoの投資信託でどの商品を選べばいいのか分からない」
「おすすめの投資信託を知りたい」
こういった悩みをお持ちのあなたに、マネックス証券で選びたいおすすめの投資信託を紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
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iDeCoの投資信託の選び方
iDeCoの投資信託の選び方 |
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まず、前提として投資信託の選び方について説明しますね。
投資信託は信託報酬が低いほど有利
iDeCoの投資信託を選ぶときに注目するべきは信託報酬手数料です。
信託報酬手数料は「年率1%」というように毎年かならず発生するもので、投資信託の運用金額が大きければその分増えていきます。
年間利回り5%の投資信託があったとして、信託報酬が1%だとすると実質的な儲けは4%となりますね。
信託報酬が1%の場合、投資信託で運用している金額が100万円なら1万円。1000万円なら10万円が発生します。
しかも信託報酬は1年間の利回りがマイナスでも関係なく取られてしまいます。
iDeCoのような長期の資産運用では信託報酬が低ければ低いほど良い商品だと考えましょう。
インデックス型の投資信託を中心に選ぼう
iDeCoの投資信託をえらぶときはインデックス型を選ぶのがおすすめです。
インデックス型(パッシブ型)と反対の投資信託をアクティブ型といいますが、この2つは運用方針が違います。
インデックス型とアクティブ型の違い |
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ざっくり言うと、インデックス型は平均点狙いで、アクティブ型は平均点以上を狙うイメージです。

平均点よりも上を目指すアクティブ型よりもインデックス型のほうがいいの?

これまでの研究でほとんどのアクティブ型はインデックス型よりも成績が悪いことが分かっているんだ。
インデックス型のほうがアクティブ型はよりも信託報酬が安いから最終的なリターンはインデックス型が高いんだよ。
長い期間の資産運用ではインデックス型のほうがアクティブ型よりも有利に運用ができるのでiDeCoではインデックス型の投資信託を選ぶようにしましょう。
投資信託を選ぶときはリスクとリターンを基準に選ぼう
資産運用でのリスクとは投資した商品が値下がりして元本が減ってしまうことです。
元本が保証されているのは定期預金や国債ですね。
基本的にリスクが高ければリターンも高くなります。
利回りが高い投資信託ほど価格が下がる可能性があるので、自分がどこまでリスクを負えるのかを考えて投資信託を選ぶことが大切ですね。
iDeCoで選べる投資信託は大きく5つの種類があります。
iDeCoの投資信託の種類 |
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海外株式が最もハイリスクハイリターンで定期預金はローリスクローリターンです。
自分の運用するお金をどの種類に振り分けるかでリスクとリターンが決まるので、自分の運用方針にあったバランスで配分を決めましょう。
元本保証の商品は選ばない
iDeCoの運用では定期預金のように元本保証型商品も選ぶことができますが、これは選ばないようにしましょう。

えっ⁉定期預金って安心なイメージで選んだほうがよさそうだけど…

定期預金だと運用したお金はほとんど増えないんだ。
iDeCoは運用して儲かったお金に税金がかからないのに定期預金でそのメリットを使わないのはもったいないよ!
定期預金を使うこと自体は否定しませんが、iDeCoで定期預金を選ぶのはやめたほうがいいでしょう。
これから日本経済がインフレになった場合にも、定期預金の利息ではインフレ率を下回ってしまう可能性が高く、実質的に損をしてしまいます。
もちろん、定期預金で安全に運用することも大切ですが、あえてiDeCoで定期預金を使う必要性はほとんどないでしょう。
マネックス証券のiDeCoでおすすめの投資信託

それでは、これまでの知識を踏まえておすすめの投資信託を紹介していきます!
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基本情報 |
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この一本で日本を除く先進国の株式市場に投資ができるインデックス型の投資信託です。
特に大きなメリットは信託報酬が圧倒的に安いことでしょう。
三菱UFJ国際投信が運営する「eMAXIS Slimシリーズ」は低コストで指標との乖離も少ないため投資家やブロガーからの人気も非常に高いです。
戦略的に競合他社は悔しいと思いますが、今後eMAXIS Slimが安全牌となるのはほぼ確実の模様ですね。あと、マネックス証券のiDeCoがeMAXIS Slimシリーズを採用しているので、こちらも人気が高まりそうです。
— アウターガイ (@outerguy) November 22, 2017
DIAM DC 国内株式インデックスファンド
DIAM DC 国内株式インデックスファンドの基本情報 |
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国内の株式市場に投資をする場合に最もおすすめの投資信託です。
信託報酬が0.1674%と他社のiDeCo商品と比較しても圧倒的な低コストの投資信託です。
同じ国内株式の投資信託では「DCニッセイ日経225インデックスファンドA」もマネックス証券で投資することができます。
2つの違いはインデックスの指標がTOPIXか日経225ですので運用成績は大きく変わりはなく、信託報酬が若干安い「DIAM DC 国内株式インデックスファンド」を選んでおけば間違いはないでしょう。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスの基本情報 |
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先ほど紹介した「eMAXIS Slimシリーズ」の1つで海外の債券市場に投資をします。
投資する中で比率が高いのはアメリカ国債なので価格の安定性が高いのが特徴です。
マネックス証券のiDeCoでは同じく海外債権に投資をする「たわらノーロード 先進国債券」も取り扱っています。
両社の違いは「eMAXIS Slim 先進国債券」は為替ヘッジをしないのに対して、「たわらノーロード 先進国債券」は為替ヘッジがあります。
三菱UFJ 国内債券インデックスファンド
三菱UFJ 国内債券インデックスファンドの基本情報 |
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「三菱UFJ 国内債券インデックスファンド」は日本の国債をメインに投資する投資信託です。
海外債権よりもさらに安全性が高く、信託報酬も0.1296%と安いのが特徴です。
ひふみ年金
ひふみ年金の基本情報 |
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「ひふみ年金」はレオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」と同じ値動きをする確定拠出年金用の投資信託です。
「ひふみ年金」が最も信託報酬が安いですね。

ひふみってアクティブ型じゃないの?
さっきアクティブ型よりもインデックス型の投資信託を選ぶって言ったよね?

ひふみ年金は数少ないインデックスを上回る成績のアクティブ型の投資信託なんだ。
これまでの運用実績だと年間利回りが20%を超えているすごいファンドだよ。
他のアクティブ型に比べると信託報酬も比較的やすいのも特徴だね。
「ひふみ投信」は過去のパフォーマンスが非常に優れているため、ハイリスクハイリターンでiDeCoを運用したい方にはおすすめの投資信託です。
わたしはNISA口座でひふみ投信を運用していますが、300万円を投資して3年間で30%ほど値上がりしています。
ひふみ投信の詳しい運用実績は「【2018年最新版】利益が100万円を超えたひふみ投信の運用実績をブログで公開」で解説していますので興味があれば是非よんでください。

iDeCoは運用で得た利益が非課税になります。
普通だと20%が税金として引かれてしまうため、ひふみ投信のような高いパフォーマンスの投資信託はiDeCoで運用すると節税効果が高くなります。
マネックス証券のiDeCoのおすすめポートフォリオ

おすすめの投資信託についてよく分かったよ!
けど、どの投資信託にいくら投資すればいいのかな?

基本は海外株式・国内株式・海外債権・国内債券にバランスよく振り分ける感じだね。
あとは、
- iDeCoの運用期間が長い人は株式比率を高くする
- 運用期間が短い人は債券比率を高くする
といった具合に、運用期間に応じてリスクを取っていくのが大切だよ。
個人的には20代~30代の方は海外・国内株式の比率を80%くらいにして、債券の比率を低くしたほうがいいと思います。
運用期間が20年以上とれるため、一時的に資産が減ってしまっても時間がたつと回復することが多いからですね。
どの投資信託を選べばいいか分からない人はマネックス証券のロボアドバイザー診断がおすすめ
「どうしても投資信託を選びきれない」
「自分が選んだ投資信託でいいのか自信がない」
こういった悩みをお持ちのあなたはマネックス証券のロボアドバイザー診断を受けてみましょう。
無料でAIのアドバイスを受けることができるのでおすすめですよ。
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いくつかの質問に答えるだけであなたに最適な資産配分(ポートフォリオ)をAIが提案をしてくれます。
ちなみに私の診断結果はこちらです。

ロボアドバイザーの言う通りに投資しても大丈夫かな?

問題ないと思うよ!
そもそもマネックス証券のiDeCoで買える投資信託は低コストで運用できるインデックス型がほとんどだから安心なんだ。
ロボアドバイザーが提案してくる投資信託も信託報酬が安いものが中心だから、そのまま投資してもOKだよ。
もちろんロボアドバイザーの診断結果をもとに自分でポートフォリオを組みなおすこともできます。
私だったらこの診断結果から、REIT(不動産)の比率をゼロにして海外株式の比率を高くしますね。
マネックス証券のiDeCoのおすすめ投資信託まとめ

iDeCoで選ぶ投資信託がよく分かったよ!

さっそくiDeCoを始めてみよう!
いかがでしたでしょうか。
マネックス証券は運用時の手数料も安くて、投資信託の質もバリエーションも優れているためiDeCoを始めるにはおすすめの金融機関です。
確定拠出年金を早くから始めることで老後のお金の不安が軽くなると思います。
わたしも確定拠出年金を8年間やって運用額が100万円を超えました。国の公的年金は受給年齢が上がって金額も少なくなることが予想できるので早めに始めてよかったなと感じています。
あなたがまだiDeCoを始めていないのなら、この機会にマネックス証券でiDeCoをスタートしてみてくださいね。
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