
イデコ以外にも資産運用のやり方はたくさんあるよね?NISAとかFXとか。なんでシロガネはイデコ押しなの?
「お金を運用して余裕のある生活をしたい!」
と考えて調べたときに、いろいろな資産運用のやり方が世の中にはあふれていますよね。
NISA、積立NISA、仮想通貨、FXなどいろんな運用方法がある中で、なんでiDeCo(イデコ)がおすすめなんでしょうか?

イデコは資産運用法の中でもすごくコスパが良いからだよ!
意外と知られていませんが、イデコは資産運用法の中でも最も効率的に資産を増やすことができるんです。
ファイナンシャルプランナーと呼ばれるお金のプロの方々もイデコをまず勧めているんですね。
なので、お金を増やしてゆとりのある生活をしたいあなたには、iDeCoを始めることをおすすめしてるんです!
ではどのあたりがそんなに凄いのかについて、紹介していきましょう。
iDeCo(イデコ)のメリット|知っていると得するポイント
まずiDeCoのメリットをざっと紹介しますね。
iDeCoのメリット |
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iDeCo(イデコ)は掛金が所得控除になって節税ができる!

イデコは月額5,000円以上の拠出が所得控除になるから、節税が毎年できるのが嬉しいね!
所得控除とは、収入から引かれている所得税・地方税を減らすことだと思ってください。
地方税は一律ですが所得税は収入によって増減するので、収入が多い人ほど節税できる額も大きくなります。
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イデコの掛金を払うと税金が安くなるんだ。それは知らなかった。
iDeCo(イデコ)で運用した利益は非課税になる

イデコは所得控除にくわえて、運用して儲かった利益も課税されないんだ。
iDeCoでは比較的安全な定期預金や保険商品のほかに、投資信託での運用ができます。
運用している投資信託が値上がりして得た利益は通常なら20%の税金が引かれますが、iDeCoの場合は運用益が非課税になります。
例えば、100万円を年利5%で10年間運用すると、162万に増えますね。通常の口座だと儲かった分の62万が課税されるので受け取れるのは49万円です。
しかし、iDeCoの口座で運用していれば62万円を全額受け取れるので、通常の口座よりも13万円も手取りが増やすことができます!

なるほど!同じ運用をしててもイデコの方が20%多く受け取れるってことだね。

その通りだよ!
iDeCo(イデコ)は受給時にも控除が受けれる
イデコにはもうひとつの凄いメリットの「受給時の控除」があります。
60歳を超えてイデコを受け取るときには、一括でもらう「一時金受給」か分割してもらう「年金受給」の2つの方法が選べます(金融機関によって併用も可能)。

これの何がおトクなの?

どっちも本当なら払わないといけない税金を減らせるんだ。しかも自分にとって有利な方法で受給ができる柔軟な仕組みで使いやすいよ。
イデコの受給する金額はとても大きいので、適当に受け取ってしまうと思っていたより税金がかかって手取りが減ってしまうことがあります。
受給する前に金融機関や税理士の方に相談するようにしましょうね!

コツコツ積立てた年金をもらうときに税金でとられちゃうのは悔しいよね
iDeCo(イデコ)は信託報酬が安い投資信託で運用ができる

イデコの口座だと普通の証券口座よりも低コストな投資信託を選ぶことができるんだ。人気の「ひふみ年金」は同社の商品の中で最安値なんだよ。
投資信託で資産運用をするときは、低コストの商品を選ぶのがとても大切です。
イデコで運用をする投資信託は買付手数料が無料で、運用会社に支払う信託報酬も安いものが揃っています。

投資信託のコストってそんなに大切なことなの?
同じ運用利回りでも、手数料が高いと手取り額は少なくなりますよね。

手数料甘くみていました…
イデコに限らず資産運用をするときは低コストの投資信託を選ぶようにしましょうね!
毎月5,000円から運用を始めることができる
iDeCoの運用は月額5,000円から始めることができます。あくまで最低5,000円なので、もっと多くの金額を拠出したい人はできますが、生活費の余裕がなくても続けやすい資産運用法と言えます!

毎月5,000円くらいなら飲み会を一回我慢すればできそう!

飲み会とか行くんだね…
拠出額の上限は下記の表を参照してください。
iDeCoのメリットの最初にお伝えしましたが、掛け金が全額所得控除になるので、なるべく上限まで拠出した方が節税額も大きくなります。
でも生活のやりくりが大変になっては元も子もないので、無理のない範囲でiDeCoを続けるのがおすすめですよ!
長期の積立運用だからイデコは儲かりやすい!
iDeCoは60歳を超えるまで引き出すことができないため、自動的に長期投資での運用になります。
実は、この長期投資が資産運用を成功させるための最重要ポイントなんです!
投資は基本的にリスクとリターンは比例します。短期間の運用で大きなリターンを得ようとするなら、仮想通貨やFXのような高いリスクを取る必要がありますね。
しかし、長い期間で運用をすればリスクを抑えつつも大きなリターンを狙うことができるんです!
月額2万3,000円の掛金を年間4%の利回りで30年運用すると、受け取れる金額は1576万円にもなります。

長い期間で運用すると複利のパワーでお金がどんどん増えていくんだよ!

すごい‼
資産運用の初心者が陥りがちな失敗として、「含み損が出たときに焦って売却して投資をやめてしまう」ことがありますが、iDeCoは強制的に数十年の運用ができるので成功しやすいんですね。
イデコは運用中に何度でも投資信託を変更できる!

イデコは運用中に投資信託を変更する「スイッチング」と「配分変更」が何度でもできるんだ。
イデコは運用中に投資信託の金額を変更する「配分変更」と、それまでに購入した投信信託を売却して違う商品に投資をする「スイッチング」が何度でもできます。
運用成績の良い投資信託への投資額を増やしたり、利益が出ている投資信託をいったん利確して他の商品に再投資することができるということです。
NISAや積立NISAは購入した投資信託を売却するとその年の非課税枠で再投資ができないですが、イデコは何度でも投資信託の変更ができるので柔軟な運用ができるんですね。

じゃあどんどん配分変更とスイッチングをすれば儲かりやすいの?
ただし、スイッチングには手数料がかかるので頻繁にやってしまうと損する可能性があります。もともとイデコは長期運用を前提にしているので、あまり目先の損益に振り回されないようにしましょうね。
イデコの拠出は年間限度額内で自由に支払える
2018年1月からイデコの拠出は月単位だけでなく、年単位も選択できるようになりました。
極端な話、1月から11月の拠出額が0円で12月に年間の拠出額上限まで支払うことができるんですね。

毎月支払い続けるのは大変だけど、ボーナス月に追加で拠出ができるんだ!
本人が死亡しても遺族がイデコを受け取れる
ちょっと嫌な話ですが万が一、イデコの運用中に自分が死んでしまっても遺族が積み立てたお金を受け取ることができます。
加入者等が死亡したときは、その遺族に死亡一時金が支給されます。死亡一時金を受取ることができる遺族は配偶者を筆頭に順位が定められていますが、加入者等本人が亡くなる前に対象者のなかから受取人を指定しておくこともできます。
(引用元:ろうきん イデコHP)

自分が死んじゃったときのことを考えるのは嫌だなぁ

でも、イデコに加入しておけば残された家族のために備えることができるんだ
もしものとき、パートナーやお子さんにお金を残すことができるのでイデコには加入しておいた方がいいでしょう。
個人的には高い生命保険に加入するよりも、低コストで確実に受け取ることができるので万が一の備えとしておすすめだと思います。
イデコは加入者が自己破産しても受け取れる
イデコに加入している人が自己破産で財産を差し押さえられたとしても、それまで積み立てたイデコの受給資格は残ります。
給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない。ただし、老齢給付金及び死亡一時金を受ける権利を国税滞納処分(その例による処分を含む。)により差し押さえる場合は、この限りでない。
出典:確定拠出年金法第32条)

自己破産なんてしたくないけど、何が起こるか分からないから備えないとね。
特に個人事業主の人はイデコに加入しておくことでセーフティーネットを確保することができます。

イデコは資産運用だけじゃなく、万が一の保険の役割もあるから加入しておくと安心だよ
iDeCo(イデコ)のメリットまとめ
私もいろいろな資産運用を試していますが、iDeCo(イデコ)は圧倒的にメリットが多い制度です。
所得控除・運用益非課税・受給時控除・低コストの投資信託のバリエーション・万が一のときの保険としての役割などを総括すると、間違いなく他の資産運用法よりも優れています。
そういったことから、シロガネはiDeCo(イデコ)をおすすめしているんですね。
デメリットとしては、控除などの仕組みが分かりにくいので勉強が嫌いな人は面倒だと思ってしまう点でしょうか。
2018年の4月時点だとiDeCoの加入者は89万人なので、加入資格のある人口比とすると5%前後でまだまだ普及はしていないですね。
逆に言えば、いまiDeCoを始めると上位10%には余裕で入ることができるということです。これから国が老後を守ってくれる余裕がなくなることは明白ですので、自分で資産を作り老後の生活を守っていく必要があるんですよね。
長い記事でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました!