当記事ではソーシャルレンディングのクラウドクレジットについて解説しています。
クラウドクレジットは2018年の1月にテレビ番組「ガイアの夜明け」で特集された話題のソーシャルレンディングの企業です。
特徴的なのは新興国に特化したサービスでソーシャルレンディングの中では比較的ハイリスクハイリターンな運用が目指せるところでしょう。
そんなクラウドクレジットで資産運用をはじめたので評判・メリット・デメリット。そして実際の運用実績について解説していきますね。
「ソーシャルレンディングのおすすめの会社を知りたい」
「クラウドクレジットって怪しくないの?」
「安定的に高い利回りの資産運用がしたい」
こういったお悩みを持っている人はぜひ最後までお読みください!
この記事で分かること |
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クラウドクレジットとは?新興国に特化したソーシャルレンディング
クラウドクレジットは南米、ヨーロッパ、アフリカなどの新興国に特化したソーシャルレンディングのサービスで、ファンドは主に小口債券やローンが中心です。
経済成長の余地が高いため高利回りを狙える可能性もありますが、貸し倒れや返済遅延、そして元本割れのリスクも高いハイリスクハイリターン運用先といえますね。
現在は15件のファンドの募集をしていて、メキシコの太陽光事業者支援やペルーのマイクロファイナンス支援業者向けの案件など社会的な貢献度も高いのが特徴です。
そもそもソーシャルレンディングは銀行融資が受けられない個人や企業がネット経由で融資を受けるために作られたものなので、ある意味ソーシャルレンディングの最も本質的なビジネスモデルといえると思います。
クラウドクレジットのメリット
ハイリスクハイリターンで高利回りが目指せる
クラウドクレジットは経済成長の余地が大きい新興国のファンドに融資ができるので比較的ハイリスクハイリターンなのが特徴です。
公式サイトにこれまでの実績が掲載されていて、それを見ると年6.1%~9.4%で推移しています。
クラウドクレジットの運用実績(年率) |
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たまに「クラウドクレジットは利回り9%!」と解説しているものもありましたが、あくまで過去の最大リターンが9%を超えていただけなので注意が必要ですね。
利回り6.1%~9.1%はソーシャルレンディングの業者のなかでは比較的高い方ですが、クラウドバンク も平均利回り6.79%と近い水準の実績を出しているのでクラウドクレジットが突出した成績というわけではないでしょう。
関連記事:イケハヤさん(@IHayato )を参考に「クラウドバンク」を始めました!|平均利回り6.79%のソーシャルレンディング
最低投資額1万円から運用ができる
クラウドクレジットは最低投資額が1万円と比較的小額からでも運用ができるのが特徴です。
ソーシャルレンディングは資金が目標額に達しないときは案件が中止になってしまうこともあるので最低投資額が数万~数十万に設定されている業者もありますが、クラウドクレジットは初心者でも使いやすいようにされている印象ですね。
長期間の積立投資ができない商品で1万円の運用はあまり意味がないようにも思えますが、ソーシャルレンディングに興味はあるけど大きなお金を投資するのは不安な人には最適なサービスといえるでしょう。
意外とサイトが見やすい
「クラウドクレジットはサイトが分かりにくくて使えない!」
という評判を前に聞きましたが、2018年の9月にサイトがリニューアルされたからか全くそんなことなくて普通に使いやすい設計でした。
基本的なデータから収益のシュミレーターも整っていてどの程度のリスクとリターンがあるかが一目でわかるのは好印象ですね。
ただ実際に使ってみて不満に感じるところも出てくるかもしれないのでその場合は追記をしていきます。
クラウドクレジットのデメリット
為替によって損失が発生する場合がある
ソーシャルレンディングは投資なのでファンドの運営状況によっては元本割れが起きる可能性もあります。
これはある意味当然ですが、クラウドクレジットは更にファンドによっては為替によって思わぬ損失が発生する可能性もあります。
クラウドクレジットの案件のなかには「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」と2種類のものがあり、為替ヘッジなしのファンドの場合は日本円と融資先の通貨レートの変動の影響を受けることがあります。
もちろん為替が有利な状況になれば利益が増える可能性もありますが状況によってどうなるかが分からない点はリスクになりますね。
ファンド名に「為替ヘッジあり」と記載されているファンドを選べばリスクを無くすことができますが、為替ヘッジのための担保金として初年度に投資額の数%を手数料として支払う必要があります。
担保金は満期時に返還されるようですが初期投資額が余分にかかり拘束されるお金が発生するのはデメリットでしょう。
運用手数料が1.0%~4.0%と高い
クラウドクレジットはファンドを選定して投資をはじめた段階から手数料が発生します。
口座開設には手数料がかかりませんが実際に運用を開始するといくつかの手数料が取られるため事前にチェックしておきましょう。
クラウドクレジットの手数料 |
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入金手数料・解約手数料・出金手数料は工夫をすればゼロにすることができます。
例えば楽天銀行のステージによっては月何回かの振込手数料が無料になるのでクラウドクレジットへの入金手数料をゼロにすることもできます。
しかし、運営手数料は投資開始時に支払う必要があり、ファンドごとに手数料率が異なるので必ずチェックをしておきましょう。
なお、クラウドクレジットのファンド詳細ページに書いてある「期待利回り」は運営手数料を除いたものなので手数料を差し引く必要はありません。
長期間資金が拘束される
クラウドクレジットのファンドは原則として途中の解約ができません。
ですので運用期間中は投資資金が拘束されてしまうので急に現金が必要になったとしても対応ができません。
ロボアドバイザーのWealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)は出金手数料が無料ですぐにお金を引き出せます。それと比べるとクラウドクレジットで運用するお金は長期間使う予定のない余剰資金で行う必要があるでしょう。
確定申告で税金を納める必要がある
クラウドクレジットで得た運用益は源泉徴収がされないため一定額を超えた場合は確定申告で税金を納める必要があります。
FXや副業と同じく「雑所得」という項目になるので会社員の人は年間20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要です。
雑所得のため株式などの他の投資と損益通算はできませんが、セミナー代やセミナーへ行くための交通費は経費として計上できるので記録しておくことをおすすめします。
分配金は源泉徴収で税金が引かれる
クラウドクレジットでファンドに投資したときにもらえる「分配金」については税金が引かれた金額で入金がされます。
源泉徴収されているため分配金は確定申告の必要はありません。
クラウドクレジットの評判は?
SNSでのクラウドクレジットの評判を調べてみると賛否両論って感じですね。
記事更新【クラウドクレジットは稼げるのか?利回りと実績を徹底解説】
クラウドクレジットは投資家全員の損益分布図を公開している。1ファンド内での融資人数が多いため分散性が非常に高い。https://t.co/2bzBfpf0eP— ソーシャルレンディング投資の学校 (@sl_school_info) September 24, 2018
クラウドクレジットのパキスタンの太陽光案件がヤバすぎる。案件の説明文を読むと貸し倒れる気しかしない。それでも丁寧に説明しているクラウドクレジットは流石で信頼できる。社会的貢献度は高そうなので、お金が余ってる人は是非 pic.twitter.com/jkM4mljyVg
— ryota23 (@ryota23keiba) September 25, 2018
やはり新興国のファンドが中心なので貸し倒れのリスクが高いのが気になりますね、
小額からでも投資ができるので小口で複数の案件に分散投資をするのが王道に思えます。
貸し倒れ率が0%のクラウドバンク に比べると少数ですがファンドが貸し倒れてしまうケースもあるようです。
クラウドクレジットの運用実績
実際にシロガネが運用した利回りと成績を今後公開していきますね。
ただシロガネの資産方針は投資信託やETFでの長期分散がメインなのでソーシャルレンディング系の商品は資産全体の5%以内に抑えようと考えています。
関連記事:【2018年9月】資産運用の実績をブログで公開!先月対比で+87万と好成績です。
何度か投資をしてみて成績がよければ追加入金するイメージですね。
クラウドバンク やOwnersBook(オーナーズブック) との比較記事も書く予定なので興味がありましたらTwitterのフォローをしていただき最新情報をチェックしてください!