当記事では資産運用の考え方である「コア・サテライト運用」を紹介しています。
「資産運用をするときにどんな商品にいくら投資すればいいのか?」
は初心者の人の共通の課題ですね。
個人的に考えている最善案としては、
- インデックスファンドへの投資に投資資金の7割
- 自分の興味がある金融商品への投資に3割
です。
ざっくり言うと、資産運用の王道のインデックス投資をメインにして、残り3割は好きな商品に投資をしよう!ということですね。
当記事では具体的なポートフォリオも挙げて解説していきます。
資産運用は選べる商品が多すぎる
初心者が資産運用を始めようと考えたときに候補に挙がる金融商品のバリエーションは非常にたくさんあります。
当ブログでも
- 投資信託(アクティブ・インデックス)
- ETF
- ロボアドバイザー
- トラオートETF
- ソーシャルレンディング
- 仮想通貨
を紹介しています。
他にも個別株やFXも候補になりますね。
実際にどの商品を選ぶべきかで迷ってしまうのも無理はないですね。
資産運用の基本はインデックス投資
最近は認知されてきましたが、資産運用の王道は「長期・分散・積立」のスタイルでインデックスファンドに投資をすることです。
銀行の窓口販売ではアクティブ型の投資信託を勧められますが、手数料が高くて短期での売買を繰り返してしまうので損をする人が多いですね。
関連記事:銀行で投資信託を買う顧客の50%が含み損。証券会社で買うと70%が儲かっているらしいです
過去の運用実績がどれだけ高くても長期的にみると資産運用の利回りは年5%前後に落ち着くため、より手数料の安いインデックス投資のほうが理にかなっていることは最近よく知られてきています。
関連記事:資産運用が上手な人は「利回り」よりも「手数料」に注目している理由
資産運用のメインはインデックスファンドへの投資にして、長期的な運用を心がけるのが米国の主流であり、日本にもその常識が浸透してきていますね。
インデックス投資のデメリットは退屈なこと
市場の平均的な値動きに連動するインデックスファンドへの投資は非常に合理的ですが、運用中にとくにやることが無くて退屈だというデメリットがあります。
人によってはやることが無いので続けるのが嫌になってしまうことも多いでしょう。
しかも、誰がやっても利回り5%程度なので投資元本が少ないと大して儲からないことが退屈さを強めています。
比較的ハイリスクハイリターンな金融商品であるFXも日本では大人気ですが、これは短期の高い利回りを欲している人が多いことを表していますね。
資金の3割は好きな商品に投資をしよう
インデックス投資は効果が高いけど退屈なのがデメリットと説明しました。
しかし、資産運用においてはFXや個別株のようなハイリスクハイリターンな商品は初心者には難しいのも一方であります。
ですので、投資可能なお金の7割はインデックスファンドに投資をして、残り3割を自分の好きな商品に投資するのがおすすめです。
- コア:メインとなるインデックス投資
- サテライト:サブとなる金融商品への投資
上記の理論を「コア・サテライト運用」と呼び、資産運用の理論として有力なものとなっています。
100万円の投資資金があれば70万円はインデックス投資。残り30万円は個別株やFXに投資すれば安定的な利回りと継続的な運用が実現できるでしょう。
コア・サテライト運用の具体例
ここからは紹介した「コア・サテライト運用」の具体的な例を挙げていきます。
もちろんどの金融商品へ投資をするのかは個人の自由ですし、結果も自己責任ですがある程度の目安にしてくださいね。
コア・サテライト運用の具体例①
- 楽天VT:3割
- 楽天VTI:4割
- トライオートFX :3割
コア・サテライト運用の具体例②
- eMAXIS Slim全世界株式インデックス:4割
- eMAXIS Slimバランス:3割
- ひふみ投信
:3割
コア・サテライト運用の具体例③
- WealthNavi(ウェルスナビ)
:7割
- 仮想通貨:3割
コア・サテライト運用のポイントはメインとなるインデックスファンドの選定です。
資金の大部分を投入することになるファンドは手数料が安く長期の運用に向いているものを選ぶようにしましょう。
具体的には、
- 楽天VTI、楽天VT
- eMAXIS Slimシリーズ
が本命になります。
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投資信託を選ぶのが面倒な人はロボアドバイザーの「WealthNavi(ウェルスナビ)」や「THEO(テオ)」もおすすめです。
少し手数料が高いのがネックですが、入金するだけで自動的に世界中のインデックスファンドに分散投資をしてくれるのでコア・サテライト運用の目的を十分に達成できます。
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サブとなる商品は個別株でもFXでも仮想通貨でも好きなものを選びましょう。
注意点としては、サブの商品の利回りが高くなったとしても追加資金の投入は抑えて当初の比率を守るようにすることです。
とくに2017年の仮想通貨バブルのように短期で値上がりする商品はマイナスになる速度も速いので勢いに任せて資金を投入すると失敗する可能性もあるからです。
資産運用の参考になるおすすめの記事
資産運用の初心者におすすめの記事を下記にまとめておきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
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