Amazonのマーケットプレイス販売のメリット
Amazon販売における魅力は多いと思います。
私は特に、
- 販売に関する多くの業務をAmazonが代行してくれること
- Amazonの集客力
だと考えています。
先日ある雑誌に書いてありましたが、モバイルバッテリーメーカーのアンカーは初年度の売り上げが10億円に対して、Amazonマーケットプレイスの出店によって70億まで伸ばしているそうです。
レビューの評価をもとに商品の改善を行い、一気に成長した事例です。
Amazonのマーケットプレイスのデメリット
反対に、デメリットもあると実際に運営をしているときに感じることもあります。
それは、
- いつアカウントが停止されるか不透明
- 競合が多く、価格競争になりやすい
- 購入者へのマーケティング活動の原則禁止
があります。
特にネット販売に精通した方だと感じる点は、購入者へのマーケティング活動の禁止が大きいと思います。
購入者へのメール自体は可能ですが、規約として下記の内容をAmazonは禁止しています。
- 外部のウェブサイトへのリンク
- 出品者のウェブサイトへのリンクを含む出品者ロゴ
- マーケティングおよびプロモーション関連のメッセージ
- その他の商品やサービスに関するプロモーション
ダイレクトマーケティングの流れとして、購入者または見込み客へのメールによる教育とリピート購入への流入が重要ですがそれがAmazon販売では難しく、
価格競争に陥りやすい側面を生み出しています。
差別化に必要なマーケティング戦略
購入者への直接のアプローチによるマーケティングができないこともあり、Amazon販売では商品とページの作りこみ、そしてレビューが他社と差別化する要因になります。
しかし、新規出品者は中々差別化が難しいと思います。
そこで考え方としてお伝えしたいのが”アップセルとクロスセル”です。
アップセルとは、アップセルとは以前購入したものより上級グレードの製品・サービスの購入を顧客に促すことをいう。
クロスセルとは、関連する商品・サービスを売ること。ある商品の購入者や購入希望者に対して、関連する別の商品も推薦して、販売に繫つなげること。クロス-セリング。
(参照:コトバンク)
これらのマーケティング戦略を意識してオリジナル商品や品ぞろえを企画することで顧客単価を上げ、差別化を図ることが重要です。
よくAmazonの商品ページで見る”この商品を買った人はこんな商品もチェックしています”となっているのがまさにクロスセルですね。
Amazonはシンプルで物販初心者でも参入しやすいですが、単なるせどりとしてビジネスを行っていると、次第に価格競争により疲弊していきます。
ですので、こうしたマーケティング戦略を勉強し、実践することがとても大切ですね。