今回はこちらの記事を参考にお話をさせていただきます。
サマリーは下記の内容になります。
- 家具の通販市場が成長している
- Amazonのその分野を強化し、注目を浴びている
- 家具業界はインフラが重要な要因
家具の通販市場が成長している
「世界のオンライン家具・ホームウェア(生活雑貨)市場の売上高について、2020年には2200億ドル(約24兆1100億円)に達すると推計している。向こう5年間の年平均成長率は、15%となる見通しだ。」(記事より抜粋)
家具に関しては、日本ではニトリ・無印良品・イケア・大塚家具が有名ですね。
世界全体の市場規模が非常に大きく、日本でも1兆を超えている巨大市場になります。
堅調な伸びを記録している優良市場として、世界全体で注目されています。
Amazonの家具販売の強化戦略
Amazonの家具販売での強みは下記の内容になります。
- 総合的な家具を1か所で見ることが可能
- 自身の住居とどう組み合わせるのか、VRを利用したサービスも展開可能
- ハイテク家具、ハイテク家電との親和性が高い
家具のお店に行くと感じますが、大きなビルの中に全ての家具がそろっていますが、すべて見て比較して購入するのは非常に時間と手間がかかります。
ニトリや無印良品は品目数を減らしてこれを軽減している印象がありますが、大塚家具は多品目過ぎてみるのが疲れる印象があります。
その点、サイトの見やすさや使いやすさの点でAmazonには一日の長があります。
実店舗での購入者層をどこまで取り込めるのかが期待されます。
家具業界はインフラが重要
私見ですが、家具業界は新規参入が難しいように思えます。
物販をやっていると物流コストが気になりますが、家具のような大物を保管し、移動させるコストは非常に大きくなります。
また、在庫を保管しておく場所や運送の仕組み作りも必要です。
在庫保管料と運送費の高さはそのまま商品価格に転嫁されますので、総じて家具は高価格になり、在庫回転日数も高くなります。
高コスト、低回転だとキャッシュフローが悪化してしまいます。
こうして点から、新規参入がしにくいのです。
その点、Amazonはインフラも整っており、すぐ資金繰りが悪化することもないので、販売を強化していくのは合理的な戦略ですね。
さいごに
日本では家具業界は数社の独占に近い印象なので、Amazonが販売を強化していくのは個人的にとても楽しみです。
ご一読ありがとうございました。