はじめに
今回はこちらの書籍のレビューを書かせていただきます。
サマリーは下記の内容になります。
- 大切なのはとにかく動く”多動力”
- すごハマり、すぐ飽きる
- 真面目ではなく、自分以外の力を使う
多動力について
こちらの書籍は堀江さんの最新作になります。(2017年6月現在)
Amazonランキングでも1位と非常に話題になっていますし、レビューも60以上と売れているようです。
話自体は堀江さんが今まで述べられていた内容をまとめた印象ですが、話の重要な”多動力”というキーワードに基づいてわかりやすく書かれていました。
まず、動く。
これが業界の垣根が消えた現代において重要なスキルとなります。
すぐハマり、すぐ飽きる
日本人は1つのことをずっと継続し続けることが美徳とされています。
学校では部活から勉強まで、社会人では1つの会社にいつづけることが正解と教え込まれます。
著者は、”飽きる”ことは成長の証とし、どんどん新しいことに興味を持ってのめりこみ、身に付いたら飽きてまた新しいことに挑戦することを勧めています。
私がとても印象的だったのは、”興味を持ったこと”程度のことでものめりこめばいいと書かれている点です。
ゲームでも漫画でも、人よりもハマれば売りになる可能性があり、ほかのスキルと掛け合わせると新しいものが生み出されるのだと思います。
意外と大人になると興味を新たに持つことが難しくなりますよね。
真面目に、ではなく、自分以外の力を使う
”自分の分身に働かせる”と書かれていますが、全てのことを自分でやろうとしないことで、時間が有効に使えると書かれています。
自分がワクワクしないことに時間を使うよりも、楽しめることに時間を使う。そのために、機械や他人の力を利用するのが大切です。
こうして、時間に対する意識が変わると、他人の時間を奪うことが非常に悪いことだと感じるようになります。
東洋経済の記事で、堀江さんが”電話をしてくる相手とは仕事をするな”と言われていますが、こうしたメールやチャットで代替できるものがあるのに自己満足で他人の時間を奪うことは害悪ですね。
会社や社会全体でこうした考え方が浸透すれば、生産性も上がり、長時間労働云々でもめることも少なくなるのかなあと思います。
さいごに
堀江さんの書籍はわかりやすく、要点が率直に書かれているので好んで読みます。
海外のビジネス書だと、たとえ話や前置きが長いので・・・
ポイントである”多動力”について、考えさせられる書籍なので、ぜひご一読ください。
ありがとうございました。