はじめに
今回はこちらの記事を参考にお話をさせていただきます。
簡単な内容は下記になります。
- ”働き方改革”の前に”考え方改革”がまず必要
- がむしゃらに働くのは様式美
- 仕事に熱狂するのは楽しいが、疑問を持つべき
6時全員帰宅でも成果を出す”クラシコム”
記事でお話をされている青木さんは、北欧雑貨のEC販売の先駆けである、クラシコムを立ち上げられた方です。
単なるネット販売ではなく、サイト自体がメディアとして確立しているため、他社と差別化されている印象があります。
こちらの会社は残業ゼロを徹底し、全社員が6時帰宅がルール化されております。
「残業をしないために、制作請負やイベント出展など「働き方をクライアントの事情に合わせなければならない仕事」はすべて断るというスタンスを貫く一方、社内でも属人的な「その人にしかできない仕事」は一切作らず、個別の成果についての評価も行わない。」(記事より抜粋)
”ノー残業デー”を設定する企業は多いですが、クラシコムさんのようにルールを守るために評価制度や社内の仕組みを構築するのは少数派だと思います。
そもそもその仕事がやる必要があるかを検討するのが重要
青木さんは記事の中で、仕事の生産性を上げるための考え方を述べられています。
「「業務の効率化」と、「生産性の向上」は、似ているようで全然異なるテーマです。僕の考えでは、「この仕事は、本当にやる意味があるのか」と問い続けることが、本質的な生産性につながると思うんですよ。
”頑張る”のは様式美
仕事の熱狂に溺れない
たびたび言うのは、「うまくやったからうまくいくんじゃない。うまくいったから、うまくやる余裕が生まれるんだ」ということです。
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少し長くなりましたが、今後の働き方を考えるうえでとても参考になります。
日本人の経営者やマネージャーに足りない、この”クールさ”のような考え方がとても私は印象的でした。
個人の能力や自分の仮説の正しさを盲信せず、割り切ってまずやってみる。
そして、うまくいったら続け、上手くいかなかったら修正または止める、というある意味ドライなやり方が、先の読めない現代においてとてもフィットしているのだと感じます。
日本人は、”仕事を一生懸命やることの気持ちよさだけに酔わない”ことと、”頑張ってもうまくいかないことも当然ある”という認識をもっと持つべきでしょう。
さいごに
記事では青木さんが、そもそも働く意味がない状況から、働き方を考える、といった哲学的なお話もされています。
今後、AIに多くの仕事を代替してもらい、仕事の時間が減っていくこともある我々は、”何のために働くのか?”をもっと考えるべきでしょう。
そうして考えた結果、”自分は頑張って働き続ける”という選択をしてもいいと思いますが、ただ気持ちいいだけのがむしゃらさは少しずつ減らしていくのが必要だと思います。
ご一読ありがとうございました。