はじめに
今回は仕事の進め方についてご説明させて頂きます。
仕事の仕方や効率化などはいろいろな本が出ていますが、代表としてこちらの書籍をご紹介し、参考にさせていただきました。
赤羽さんの著書は全てが勉強になりますが、こちらの本は「スピード」に着目し、その価値を認めている点が非常に役に立ちます。
こちらの本を参考に私が仕事を進めるうえで重要と考える点をお話しさせて頂きます。
着手主義について
仕事には当然納期が存在します。
そして、ビジネスにおいて納期厳守は最も重要視されるポイントです。
「この書類は1週間以内に提出する」、「このメールは1時間以内に返信する」など、ビジネスにおいて常に納期と隣り合わせです。
そこで、TODOリストを作成したり、進捗管理を作成したりして納期遅れの無いように仕組化をすることが求められます。
当然のことながら、納期管理は非常に重要ですが、それに対して「着手主義」についてはあまり重要視されていないように思えます。
着手主義とは、「とりあえず始める」ことを優先することを指します。
スピードを重視する仕事方法においては、この着手主義が非常に重要な要素になります。
着手主義のメリット
メリットについてはざっと下記の内容になります。
- 始めるまでの期間ロスが減少することで、結果的に早く仕事が終わる
- 優先順位や計画を考える時間のロスが減少する
- 「嫌な仕事」でもとりあえずスタートすることで、障害やトラブルが早期に把握できる
- 早期に終わらせることで、確認する時間が確保できる
着手主義のポイントは、必要以上に優先順位付けや、段取りをしないところにあります。
意外と段取りや計画ばかりに目を取られ、着手が遅れてしまうことが多いです。
しかし、実際に業務を進行すると思ってもみなかったトラブルや必要なリソースが存在するケースが多く、計画通りにいかないことなどザラにあります。
着手主義は、計画通りいかないことを前提にまずスタートをさせることで、早期に不足している要素やトラブルを把握することを重視しています。
再確認の重要性
そして、着手を早め、仕事の完成度の80%程度まで進めたところで、再度確認作業を行います。
この確認作業を怠ると最終的なアウトプットに大きな差が出ます。
意外と得意先名の間違いや計算式のミスなどは確認がされていないときこと発生する傾向があります。
早期に着手することで、この再確認の時間が確保できます。
先程も申し上げましたが、着手主義とは「計画通りいかないことを前提」にしており、また、「1回目の着手で仕事が100%完成することはありえない」と認識することも同じです。
計画通りにいかないし、ミスすることも絶対にあると最初から割り切って、その確認や修正の時間を確保するためにさっさとはじめてしまう。
要はこれが着手主義になります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
着手主義のメソッドは簡単ですが、非常に有益な考え方です。
特にこの考え方は、「納期は先だけれども、仕事の結果は大きなインパクトがある」業務に対して有効です。
納期厳守を意識しすぎると、納期が先の仕事はいつまでたってもスタートができません。
しかし、本当に価値のある仕事はすぐやらなくてもいいけれども、上手くいったときに大きな利益が見込めるものです。
まずスタートして、そこから考えることを皆様も意識してみてください。