はじめに
今回はこちらの記事についてお話しさせて頂きます。
『Amazonが他サイトでの決済に乗り出す思惑』

Amazon payについて
Amazonは2007年から、他サイトでの決済をAmazonのアカウント情報で決済できるサービス「Amazon pay」を展開しています。
私はそのサービスのことは全く知らなかったですが、こちらの記事によると、劇団四季やZOZOTOWN、JINSなどが導入しているようです。
Amazon payはこちらから見れます。
最短2クリックで購入が可能、かつAmazonのアカウントで購入できるため、新規登録の手間もないことが強調されています。
Amazon payのメリット
Amazon payは購入者と事業者、そしてAmazon自体にもメリットのあるサービスになっています。
購入者のメリットは先ほども述べたとおり 面倒な新規登録や id パスワードの管理がなくなること
利用者側のメリットもいくつかあります。
1つは amazon が獲得している顧客を自社サイトに呼び込める新規顧客の開拓が可能なところ。
もう一つはセキュリティの管理の点です。Amazonのセキュリティシステムを利用することで、中小業者のセキュリティ管理コスト削減が可能になります。
そして、顧客にも事業者にも最も有益な点は、Amazonという信頼できるサービスを使えることにあります。
「米国で調査して、利用者が特定のサイトで買い物をする理由は、価格でも商品のセレクションでもないことがわかった。最も大事なのは、過去の経験から(そのサイトが)信頼できるかどうか、ということだった。人は機能だけでなく、感情的に”使いやすい”というものに引かれる」(記事より抜粋)
記事にも書いてありますがネットサービスを使う購入者は価格でも商品のセレクションでもなく、使い慣れたサイトで購入する傾向にあります。確かに私も良く知らない店舗から商品を買うよりも、割高でもAmazonで買った方が安心できるため利用しています。
Amazonとしても決済手数料4%の収入が見込めるため、非常に優れたビジネスモデルになっています。
さいごに
先月の企業研究の記事でもご紹介しましたが 、Amazonの強さは自社のプラットフォームを公開し、他社と競争させていくことで利益を生み出す点にあります。
Amazon payのビジネスモデルも、自社のサイトの決済ビジネスモデルを外部に公開して利益を出すというものです。
私もそうですが日本の企業は自社のリソースをなるべく外部に公開しないで内々でしか利用しないところがあります。真似されたり、情報の流出のリスクを考えるあまり、利益が狙える機会を失っているように思えます。
Amazonのビジネスモデルを参考にし、自分が持っているリソースを市場に公開する。そして他社と競争させて改善を繰り返し、利益を出していく仕組を作りたいとを感じました。
私も自分のサイトを作った際にはAmazon payを利用してみようか検討中です(手数料が少し高いのが気になりますが・・・)
ご一読、有難うございました。