はじめに
今回はこちらの本のレビューを書いていきます。
Amazon販売をしている私としては、オリジナル商品への興味も強いので楽しく読めました。
オリジナル販売について
著者は、個人が販売する方法として①転売 ②オリジナルブランド販売 の2つがあると述べています。
そのうち、②オリジナルブランド販売について書かれています。
オリジナルブランド販売は
- 同じ商品の競争が少なく、価格が安定しやすい
- 安定的に高利益を出せる可能性がある
- 愛着が持て、丁寧にビジネスができる
とメリットを述べています。
確かに、Amazonの相乗り出品については、複数のセラーが同一商品を販売する事から価格競争が起こりやすいです。
相乗り出品については別の記事を書きますが、お客様に購入していただける(カートを獲得する)ために、他のセラーよりも1円でも安く設定することを全員がするため、価格が下がりやすいです。
オリジナル商品は認知をしてもらえれば大きな利益を見込めるところがメリットですね。
その分、初期の投資と手間は若干かかると述べられています。
オリジナル商品の企画のポイント
オリジナル商品を中国から輸入する際に、「どんな商品を作ればいいのか?」と考えますが、これを「企画」と表現します。
著者は企画する際のポイントをいくつか述べています。
以上になります。
私が勉強になった点は、ベストセラーランキングで市場の大きさを把握し、大きい市場の商品でオリジナル商品を企画する、という点でした。
マニアックな市場を狙う方が有益と思い込んでいましたので、大きい市場を狙っていくという発想は新鮮でした。
オリジナル商品をヒットさせるために
オリジナル商品を仕入れた後に、ヒット商品にするための方法も紹介されています。
- 価格を低く設定し、売上個数を増やすことで検索上位に出るようにする
- レビュー評価メールを送り、商品レビューを増やす
- クリック率を上げるために、メイン画像を魅力的なものにする
- ユニットセッション率を上げるために、キーワードを選定する
- スポンサープロダクト、商品紹介コンテンツを使う
ユニットセッション率を高めるためのキーワードについては、別の記事で書きますが、こちらの本も丁寧に書かれていました。
また、スポンサープロダクトと商品紹介コンテンツも有用な施策として述べられています。
さいごに
巻末には、Amazon販売の作業の外注化及びコンサルティング業務への発展という理想的な流れについて書かれています。
しかし、著者は他のAmazon販売の方と異なり、「商品のリサーチは絶対に外注せず、自分で行う」としています。
商品リサーチはオリジナル商品販売のキモの部分なので、自分で行う必要が高いそうです。
確かに、リサーチで売れそうな商品を探すのは他の方に任せて行うには不確定な要素が大きいので、自分で基準を設けて行う方がいいのかもしれません。
以上がレビューになります。
画像も多く、読みやすいため、Amazon販売をされている方は一度目を通して見ると勉強になると思いますので、お勧めです。