Amazon販売で非常に重要な「商品テスト」についてです。
- 新規出品の場合は商品テストが必須
- テスト商品にはセオリーとなる数量・判断・タイミングがある
- 商品リサーチと同じくらい重要な行動
新規出品の場合は商品テストが必須
まずはじめに、商品テストとは何かについてご説明いたします。
内容は簡単で、「新規出品商品を仕入れる場合、一度少量をAmazonで販売してみて、その動向に応じて追加発注をする」というです。
Amazonでの出品方法には2パターンあり、
- 相乗り出品
- 新規出品
があります。
1の相乗り出品の場合は、他のセラーさんの商品カタログに乗っかり出品をするので、商品が売れるかどうかについては予想がしやすいです。
これはAmazon販売の用語で「ページが育っている」からということになります。
(最も、同一カタログの中でも、カートを取れるかについては複数の要因がありますが)
2の新規出品の場合、「ページが育ってはいない」ため、商品のレビューもなく、ランキングも低い為、どんなに良い商品でもそもそもページ自体を見られない危険性が高いです。
そこで、新規出品の場合は、最初に少量でテストを行い、大量に仕入れるかを判断することが重要です。
テスト商品にはセオリーとなる数量・判断・タイミングがある
商品テストについては様々な意見があり、何個仕入れて、どの位売れ、どのタイミングならリピート発注をかけるかは人によって異なります。
もちろん、一概には正解を言うことはできませんが、セオリーとなる指標はあると思われます。
- 数量は5~20個が目安。仕入れ単価に応じて変動させる
- 1週間での販売が在庫数量の30%~50%ならばリピートを検討する
- リピートをすると決めたら即座に発注をする
こちらが簡単なセオリーになります。
上の2つは読んだ通りですが、3つ目は意外と知られていないことになります。
Amazonのランキングは在庫がなくなった場合はどんどん下がっていきます。
せっかくテスト商品で少しでもページを育てたのにも関わらず、在庫を数週間切らしてしまうことで、また一から育てる必要が出てきますのでご注意ください。
商品リサーチと同じくらい重要な行為
商品のテストはある意味当たり前のことですが、初心者の方は中々やられていないことでもあります。
その理由は
が大きくあります。
確かに、一度で大量に仕入れた方が商品原価自体も下がり、固定費も下がるためお得だと思われますが、あくまでそれは、商品が順調に売れたら、という過程のなかでの話です。
売れない商品の予定利益がどんなに高くても全くの無意味です。
どんなに入念にリサーチをしても売れるか売れないかは様々な要因に左右されます。最初から大きく儲けようと思わず、まず少量でもテストをスピーディーに行うことが重要です。
また、個人でAmazon販売を行う場合、在庫とキャッシュフローのリスクがあることも注意しましょう。
Amazonは在庫を保管しておくだけでもお金がかかり、かつ保管しておける在庫の量には限度があります。
また、売れない商品の在庫を大量に持っておくと、「本来なら他の売れる商品に投資できていたはずの資金が眠ってしまい、運営に必要な現金がなくなってしまう」リスクがあります。
似たような言葉でキャッシュフローのリスクと言われますが、不良在庫を抱えることは非常に危険なことなのです。
皆様も最初にまずテストを行い、徐々に大きく育てていきましょう。