伝わる話し方はテクニックと練習で習得できる!!
ストリートアカデミーの『伝わる話し方』のセミナーに参加してきました。
講師の方は元劇団四季の俳優さんで、前職はNTTの人事部と異色の経歴でした。
セミナーは3時間ほどでしたが、とても実践的で有意義な内容でした。
セミナーで学んだ内容をご紹介させていただきます。
- 伝わる話の構成にはルールがある
- 具体例で説得力を出す
- 話す姿勢について
伝わる話の構成にはルールがある
このルールはシンプルです。
- 最初に話のゴールを伝える
- ストーリーのセンテンツが何個あるか伝える=ナンバリング
以上です。
簡単ですが、かなり重要なポイントです。
人は他人の話を聞くときに、ゴールがどこにあるか分からないと聞く気がなくなる。かつ、ゴールに向かってどのくらいのポジションにいるのかが分からないと苦痛に感じる
映画の脚本でも、最初の15分にどれだけゴールや複線を見せることができるかが勝負と言われているみたいです。
また、ナンバリング(いくつ話があるのかを明示する)をすることも相手の集中力を保つために重要です。
具体例で説得力を出す
こちらは、「体感」「事例」「数字」などの具体的な例を出すことです。
抽象的な話だけですと、聞き手は話し手に共感ができず、話に納得することが難しくなります。
ビジネスでは数字で話すのが重要とも言われていますが、数字や体感など、聞き手側でも理解できる事例を使うことで、共感を得ることができます。
話す姿勢について
こちらは意識するだけですぐ実践できるテクニックです。
- 聞き手に対して正対する
- 両手をきちんと見せる
- 笑顔
- ジェスチャーをオーバーに使う
特に上の3つは、「相手に対してオープンです」という意思表示になりますので必ず意識したいですね。
最後に ~練習が大切。稽古で創造し、本番で破壊する~
上記のテクニックを身に着けるために最も確実なのは「練習」です。
失敗をしてもいいので、慣れるまで何度でも練習することが大切です。
しかし、練習を繰り返すことで、「台本通りに話す」ことが重視されてしまうことは避けるべきだといわれています。
講師の方は劇団四季で「稽古で想像し、本番で破壊する」と習ったそうです。
これは、一生懸命稽古をして、本番を創造(作りこんでいく)しますが、いざ本番になったら、その日の自分の調子や聴衆の反応を察知して演技を変えていく、ということです。
あくまで演劇やプレゼンテーションは「聞き手とのコミュニケーション」が目的ですので、生の反応に応じて話し方や話す内容をその場で変えること(破壊する)ことが正解なのです。
本当に伝えたいポイントさえ明確ならば、そのほかのことは間違っても構いません(そもそも間違ったことは聞き手には分かりません)。
こちらは話をする際にとても重要なマインドセットなので勉強になりました。
上記の内容を実戦形式で学ぶことができたので、非常に有意義な講義でした。
皆さんもご興味があればストリートアカデミーで検索してみてください。