500万が手元にあったら何をするのか?ケーススタディーでビジネスのお金について学べます。
- お金の使い方には「投資」「消費」「浪費」の3つがある
- ビジネスをスタートし、継続させるためにはお金についての知識が必要
- お金を「払う側」から「もらう側」への思考を変えていくことが大切
一生食べていくのに困らない額はいくらか
この答えは人によってことなりますし、市場の状況にも左右されるので一概には答えはだせません。
見出しの500万という金額も「消費」や「浪費」するだけならば早くて1年、遅くとも3年程度でなくなってしまいます。
こちらの本では500万を「投資」として使うことで、一生食べていくのに困らないお金についての考え方を学ぶことができます。
ビジネスをスタートし継続するためのお金の知識
ケーススタディーでは、①立ち食いそば屋さん②似顔絵イラスト③雑貨屋さん④マンガ喫茶⑤不動産大家さん業 の5つから、それぞれのビジネスの特徴と考えるべきお金のことが書かれています。
それぞれのビジネス個別の利益・コストの考え方があり、重要なのは
- 多くのビジネスでは、仕入れた額と販売した額の差額が利益になる
- コスト(仕入や初期投資)をしないと売上は発生しないことが多い
- 運転資金の予想をしなければ、毎月支払うお金が売上を超えてしまい、キャッシュフロー不足に陥る
- 500万の元手がある場合でもすべてを初期投資に使わず、余裕を残しておく
- 必要な利益を最初に考え、それに合ったサイズのビジネスモデルを考える
といったことです。
お金を払う側からもらう側へ変わる
どんなビジネスでもリスクはあり、そうでなければリターンは存在しません。
会社員だって、会社を首になることや、倒産のリスクは存在します。
本の中では「命綱が1本だけよりも、複数あった方が安心」と表現をされています。
最後のビジネスケーススタディで不動産の大家さん業を紹介していますが、こうした収入源を複数確保しておくことはとても重要です。
よく、「老後にいくらの貯金があれば安心か?」みたいな雑誌の記事がありますが、お金を増やす知識がないと1億円手元にあっても不安だと思います。今後は平均寿命がどんどん延びて100歳まで生きる人も大勢います。大切なのはお金を「投資」すること、そのための知識を身につけること、行動することです。