Amazonで販売する商品について、仕入の基準はどう設定するのか
- 前提として販売不可商品や輸入が難しい商品は避ける
- 利益を出すのが難しい商品は避ける
- Amazon内のランキングの推移を確認する
- ライバルセラーの数を確認する
- 粗利率が何%か確認する
販売不可商品や輸入が難しい商品は避ける
Amazonで販売することができない、または難しい商品も存在します。
詳しくはAmazon規約をご確認いただきたいですが、代表的なものとして、
- ブランド品
- 資格が必要なもの 例:食料品や危険物
これらは販売しているとAmazonから出品を止めるように指示があり、無視しているとアカウント停止の処置を取られます。
特にブランド品か否かは疑わしい場合は確認する、または避けましょう。
こちらのプラットフォームで商標権がとられているのかが確認できます。
輸入ができない、または難しい商品も存在します。
代表的なものとして、
- 液体、爆発物
- 武器、危険物
- コンセント(PES認証が必要)
- 電池(飛行機便での輸入はできない)
等があります。
疑わしいものは避ける、または専門家に質問して仕入れるかを判断しましょう。
利益を出すのが難しい商品は避ける
絶対に利益が出ない商品というものはないと思いますが、利益を出すことが難しい商品も存在します。
- 販売価格が1500円以下のもの
- 非常に大きく、重いもの
- 高度な専門知識が必要なもの
などです。
販売価格が1500円以下というのは目安ですが、Amazon FBAでの販売の場合、諸経費が数百円必ずかかるため、販売価格が低すぎると利益を出すのが困難になります。
また、非常に大きく、重たいものは国際送料も高くなり、Amazonの保管料・出荷手数料も高くなるため、利益を出しにくい商品になります。
よく、「軽くて、小さくて、価値があるもの」がいいと言われていますので、少し意識するといいでしょう。
Amazon内のランキングの推移を確認する
Amazon内で売れている商品かは基本的にランキングを参照します。
このランキングの見方は諸説あり、絶対に正しい見方もないのですが、売れているかの目安にはなります。
一般的には
- モノレートでのランキング上下が1カ月30回以上
- カテゴリー内のランキングが10000位以下
と言われています。
細かい解説は別の記事で書かせいただきますが、重要なのは、
利益計算の前に売れているかの確認を行う
ということです。売れない商品の粗利率がいくら高くても無意味だからです。
ライバルセラーの数を確認する
同じ商品、または類似商品を扱っているセラーの数を確認します。
- 相乗り出品の場合は、セラー数が10人以下
- 新規出品の場合は、同一または類似商品ページの数が8以下
等が目安になるかと思います。特に相乗りの場合はセラーの数が多いとカートを取ることが難しく、価格競争に陥りやすいので注意しましょう。
粗利率が何%か確認する
中国のセラーの仕入価格と想定される販売価格を計算します。
よく言われているのが、仕入価格の3倍以上の販売価格が目安です。
このときに細かく費用の計算をすることも重要ですが、細かくやりすぎると時間がかかるため、上記の3倍の目安で計算するのは合理的だと思います。
念のため、仕入価格を日本円に計算する際の元円レートを実勢のものよりもプラス3~5円にしておくと安全です。
仕入れる前の確認をしておくと、トラブルや想定外の赤字を減らすことができると思います。
是非一度ご確認ください。