書籍『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』が教科書レベルに良書で1500円では安すぎる件。

おすすめ本・書評

メタップスの佐藤 航陽の著作『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』が非常に良かったです。

NewsPicksの本なので他の書籍とまとめ買いすると50%で読めます‼めっちゃお買い得…。

内容的には普通にkindleで買った1500円でも安すぎる気がしますけど。

私は現在ちょうど30歳ですが、これからの時代を迎える者としてこの本を読んでいるのといないのでは大きな差がつくレベルです…。

中央集権から分散化へ

「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か。2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。

仮想通貨・フィンテック・シェアリングエコノミー。最近トレンドのこれらの言葉は、新しい経済が作り出される流れの中で生まれています。

前著『未来に先回りする思考法』で書かれていた、「物事を原理から考え、普遍的な流れを理解することで未来を予想することが大切」という言葉ですが、『お金 2.0』でも同じことがより具体的に示されています。

”仮想通貨=投機対象”と短期的で見るのではなく、中央集権的な資本主義から個人がつながって経済を作り出す分散化の流れが来ていることがよく理解できます。

これから10年という単位で考えれば、それは「分散化」です。 「分散化」とは一部の業界を除いて会話で使われることは滅多にありませんが、これは既存の経済や社会のシステムを根本から覆す概念です。  なぜなら、既存の経済や社会は、「分散化」の真逆の「中央集権化」によって秩序を保ってきたからです。組織には必ず中心に管理者が存在し、そこに情報と権力を集中させることで、何か問題が起きた時にもすぐに対応できる体制を作ってきました。そしてこれが近代社会では最も効率的な仕組みでした。

それは、近代社会が「情報の非対称」を前提に作られているためです。情報が偏って存在し、それぞれがリアルタイムで完全に情報共有できないことを前提に、代理人や仲介者を「ハブ」として全体を機能させてきました。  必然的に〝力〟は中央のハブに集まるようになります。現代で大きな影響力を持つ組織を眺めても、このハブが重要な役割を担ってきたことがわかります。

ただ、現在は全員がスマートフォンを持ち、リアルタイムで常時繋がっている状態が当たり前になり、中央に代理人がハブとして介在する必要はなくなり、全体がバラバラに分散したネットワーク型の社会に変わっていきます

考えてみればSNSもYoutube、仮想通貨・シェアリングエコノミーも形は違いますが今まで大きな母体に権力が集中されていたものが個人に分散していっている点で共通していますね。ビットコインは分かりやすく、国家の独占していた通貨発行権が個人や企業に分散されていますね。

仮想通貨のように新しいものが出てきたときに、こうした分散化の流れの一部なのか、と捉えることができると他人よりも半歩前に行けると思います。

資本主義から価値主義へ

資本主義経済における資本に転換できる価値とは、実世界での実用性や使用価値を指すことがほとんどだと紹介しました。一方で、他者からの共感・好意・信頼・注目のような人間の内面的なものは既存の経済の中では価値として認識することは困難でした。  理由は単純で、これらの精神的なものは目に見えないからです。

今後はこういった資本主義では資本として認識できなかった人間の内面的なものも価値として認識することができるようになります。スマホが普及したことで万人が常時ネットに接続している状態になり、様々な内面的な反応もデータとして可視化することが可能です。

内面的な価値も数字のデータとして認識できれば、それらは比較することができ、かつそのデータをトークン化することで内面的な価値を軸とした独自の経済を作ることができます。

「面白いけど儲からないもの」は資本主義では基本的には失敗とみなされますが、テクノロジーの発達によって価値を持つようになっています。確かに資産1000万持っている人よりFacebookのフォロワー1000万人いる人のほうが影響力大きいしマネタライズも簡単そうです…

お金が儲からないからと敬遠されていた面白いものたちが価値を生み出すようになる社会は素晴らしいですね。そうした面白さは”熱中して情熱を注げるか?”がポイントになっているようです。「一日中やっていても苦痛でないこと」がヒントになると書いてありましたが私は何だろう?…。

超おすすめです。

佐藤さんの本はライフハック的なすぐに仕事で使える~といった内容ではないですが、思考を変え、社会の流れを読み解く手助けになる良書です。1986年生まれの私より一つ上なのに思考が全然違う…。私ももっと勉強しないと…。

私たちを良くも悪くも縛ってくる「お金」に関する考え方とこれからの付き合い方が変わってくる一冊なので是非ご一読ください‼お金は大事だけどあくまで”道具”ですね。


 

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