ビットコインバブル終焉後の「仮想通貨派閥」について考えてみた

仮想通貨

こんにちは。シロガネ@SNOWBALL EFFECTです。

 

仮想通貨の価格が軒並み下がっています(´;ω;`)

このブログを買いている時点で、仮想通貨取引所のビットコインの価格は116万となっています。

2018年に入ってからビットコインをはじめとする仮想通貨全体が逆風にさらされています。

国家の規制は引き続き厳しくなり、コインチェックのハッキング事件も記憶に新しいです。

 

特にコインチェックのNEMが日本円で約500億ハッキングにより流出した事件は「仮想通貨はもう終わり」と一般の方に印象を与えています。ほとんど仮想通貨の知識のない私の友人も「500億が流出したってことはもうビットコインお終いだよ」と言っていました笑。

 

下記は、2017年6月頃から2018年3月までのビットコインのチャートです。

 

チャートを見ると2017年に入ってからは少しずつ上昇していましたが、年末にかけて210万を超える爆上げ相場になっています。

 

そこから徐々に落ち着き始め、年明けから下げ基調に変わっていきます。

そして最近は乱高下を繰り返していますが、以前の200万に届くときに勢いは完全に失われています。

 

このチャートだけ見ると仮想通貨のバブルは終わりを迎えたと感じるのは自然なことだと思います。

 

仮想通貨バブルの終焉と階層化する仮想通貨ファンたち

コインチェックの騒動を経て、日本で”出川組”と揶揄されてきた投機目的の仮想通貨投資家がいっせいに手を引きました。

しかし、仮想通貨界隈の盛り上がりはそこまで変わっていないと感じています。

単純に億り人を目指して投機をする人は減ったように思えますが、仮想通貨に期待するスタンスが派閥化してきたと考えています。

 

dApps・WEB3.0派

イケダハヤトさんのようにDappsやブロックチェーンがもたらすWEB3.0社会を期待する人たち。

 

推し銘柄ラブ派

個別のアルトコイン銘柄に愛を注ぐ人たち。日本で言うリップラ―やNEM信者が代表例です。

 

マジメ系投資派

引き続き仮想通貨の勉強をしつつ、新しい銘柄で有望なものがあれば投資をする人たち。

ワンチャンを狙っていますが大きなリスクは犯さない感じです。

 

当然全ての人が分類化されるわけでもないですが、Twitterで仮想通貨界隈の話題を追っていると仮想通貨に対するスタンスが分かれてきていることに気が付きます。

 

ビットコインバブルが終わりを迎え、それまでビットコインに集まっていた人たちはそれぞれの道を歩み始めた感じですね笑。

 

堀江貴文さんの「まずは投機が一番大事」論

最初は投機目的で多くの人が集まり、バブルがはじけた後はそれぞれ異なったスタンスで仮想通貨にかかわり独自の派閥を形成する流れを考えたときに、堀江貴文さんが言われていた言葉と合致するなと感じました。

「ビットコイン 普及への道筋」 ― 堀江貴文氏に仮想通貨の真価を聞く | ビットバンク マーケット情報

 

――早速ですが、ビットコインなどの暗号通貨が日本で爆発的に普及しうるシナリオについて、堀江さんはどのようなものが可能性としてあり得るとお考えでしょうか。

投機です。投機。

――なるほど。確かに今、ウォール街が参入してきたり、日本でもビットコイン取引所のBTCBoxさんが2億円調達したという話もあって、盛り上がっている様子が見られます。日常的な利用よりも、投機がまず先ということなのでしょうか。

普通に考えて、日常では使われないですよ。逆に、どこで使われると思っているんですか?

別に、日常的に使われることを想定しなくてもいいんじゃないですか?実際、使われてないんですよ。特に日本みたいな国で、使われるわけがないじゃないですか。

でね、とりあえずはそれでいいんですよ。要するに、今使ってる層ってのは、昔マイニングをしてビットコイン長者になった人たちなわけじゃないですか。ビットコインがうまいこと立ち上がって、ビットコイン長者ができたわけじゃないですか。それで、長者になった人たちがビットコインを使えるような場所が、特にアメリカで出来てきているわけですよね。

ビットコインの経済ってのは、まずはビットコイン長者ができるっていうプロセスから始まるし、だから日本で普及させようとしたら、まずはビットコイン長者を作るところから始めなきゃいけない。ただ、ビットコイン長者を今から作ろうとしたってできっこないですよね。それでもこれから流通量が増えれば、2倍とか10倍にはなるかもしれないですけれども、それにしたってその程度なわけですよ。

株式投資のような形で売買差益を期待してビットコインをトレードするって人もいるでしょうけど、長者を作るには難しい環境じゃないですか。それよりも、日本には日本発のモナーコインがあるんですから、それを買って長者になる人が出てきても、可能性としては全然おかしくない。

あとは、FXみたいにレバレッジを効かせたビットコイン取引とか。投機で儲ける人たちが出てきて、それが起爆剤になって、その人達が使いたいから使える場所がまた増えていく。当面はその流れなんじゃないですかね。

 

ビットコインを普及させるためのステップとして投機目的が最初にあり、そこからビジネスやサービスが生まれていく流れを主張されています。

そしてビットコインやブロックチェーンのテクノロジーが実社会に応用できると主張する人に向けてこう発言されています。

はっきり言っちゃうと人間ってみんな下世話だから、下世話なところからしか普及しないんですよ。

あなたみたいに、ビットコインに思い入れを持ってる人っていないわけですよ。皆どうでもいいわけ。99%以上の人はビットコインがどうなろうとどうでもいいんですよ。でも、ビットコインが儲かるよって言ったら、ワーッとくるわけです。

だから、例えばモナーコインを普及させて投機を促進させるってとこで、「モナーコインで儲かったぜ」って人が増えてくると、「え、仮想通貨って儲かるの?」って話になるわけですよ。

それくらいテクノロジーとは無縁な人達を相手にしないといけないんだからさ。まずはそこですよ。

 

確かにシンプルに儲かるはなしでないと人は集まってきませんし、人が集まらないところにはお金もビジネスも生まれません。特に日本のように現金主義でお上思想な国だといくらブロックチェーンのテクノロジーが優れていても実際に使う人は少数派です。

 

ですので、今後ブロックチェーンが社会に普及していくためにはビットコインと同じようにリテラシーが低い一般人が投機目的で買える仮想通貨が生まれないと難しいです。

 

そういう観点から考えると、イケハヤさんみたいな先進性のある考えの層やコツコツ真面目に勉強する層よりも、一点集中で押し銘柄に資金を投資する層の働きが今後のブロックチェーンの発展において重要な気がします。

 

日本人が大好きなリップルをあえて利用したSBIの思惑も近いものがあると感じています。

 

個人的にはブロックチェーンを使ったサービスやdAppsが流行ってほしいと考えていますが、恐らく2020年以降の話になると思いますので、私はそれまではEthereumをコツコツ積み立てつつ有望な草コインに投資するスタンスにするつもりです。

 

ビットコインバブルが終わっても面白い仮想通貨業界なので今後もウォッチしていきます。

ご一読有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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