こんにちは。シロガネです。
カイジシリーズのスピンオフつながりで『1日外出録ハンチョウ』を読んでみました。
実はグルメ漫画だった
多重債務者になり地下施設での強制労働をしている大槻さんが主人公です。
この大槻さんは労働者達をまとめる「E班」の班長です。班長の権利を使いイカサマチンチロゲームを開催したり、地下での物販をしたりとガッポリ儲けています。
そのお金で1日だけ外出できる「1日外出券」を買い頻繁に外の世界へ出かけています。
主人公であるカイジは1日外出中に借金を返すためのギャンブルをしかけます。
しかし、大槻さんはそんなことをせずにマイペースに好きな所に行き好きな物を食べます。
小居酒屋、中華屋、シュラスコ果てはキャンプで自作カレーを食べたりと1日外出を満喫しています。
ギャンブル漫画と思いきや、大槻さんの食通ぶりがよく分かるグルメ漫画なのです。
まったりと読みたい方にオススメ
「カイジ」シリーズはギャンブルの心理描写が多くハードな内容ですが、「ハンチョウ」はまったりと楽しめる内容です。
カイジを読んだことのない方、特に女性の方でも楽しめる話だと思います。
特に私が気に入っているのは『一日外出録ハンチョウ 2巻』の大槻さんが外出期間中に風邪をひいてしまう回です。
せっかくの外出中に風邪をひいてしまい明日のボードカフェめぐりが危ぶまれた中で大槻さんの風邪予防術が炸裂します。
私も風邪気味だったときに大槻さんの予防術を真似してみたら具合が良くなりました笑
外食だけでなくおうちでの料理シーンもあるのでお勧めです。
個人的にすごく好きなシーン。
大槻の監視役である「黒服」の宮本さんが大槻さんの風邪のうわさを聞いてお見舞いに来てくれるシーン。
めっちゃいい人だ・・・
「カイジ」未読の方でも面白いです
以前レビューした『トネガワ』はカイジのストーリーを知っていたほうが楽しめると思いますが、『ハンチョウ』はカイジを知らなくても面白く読めると思います。
一風変わったグルメ漫画を読んでみたい方は是非手に取ってみてください。