こんにちは。シロガネ@SNOWBALL EFFECTです。
今回はこちらの記事を参考に”仮想通貨詐欺から身を守る方法”について解説していきます。

仮想通貨は詐欺の温床?
以前ブログでも書いたように、仮想通貨の業界は投資家保護の法律も未発達のため詐欺の温床になっている側面があります。
特に仮想通貨の投資を始めたばかりの初心者の方は詐欺の被害にあう確率が高く注意が必要です。しかしながら”仮想通貨の詐欺”の具体的な内容が明示されていることが少ないため予防も難しいのが現状です。
今回は代表的な仮想通貨詐欺の手口とその防衛策についてまとめていきます。
手口①ICO詐欺
ちょうど@reinabb3さんがツイートされていましたが、ICO詐欺は仮想通貨詐欺の代表的な手段です。
【注意】Lineグループ経由でのICO詐欺にご注意ください!
フォロワーさんがICO詐欺と思われる被害にあったそうです。
仮想通貨の詐欺の一通りのパターンについて記事にまとめてみたいので、実際に詐欺にあった方や知り合いが詐欺にあった方、勧誘された方はDMもしくはコメントで体験談を教えて下さい。 pic.twitter.com/VvJ0YA5w8m— 玲奈@仮想通貨 (@reinabb3) February 17, 2018
ICOとは未上場のトークンを公募で販売し、上場した際に値上がり益を購入者が期待するものですが多くのICOは実体のないものがあります。
「〇〇というプロジェクトをスタートするからトークンを買ってください。絶対に値上がりします!」といった誘い文句で現金(または仮想通貨)を送金させ行方をくらませるパターンが多いようです。
「仮想通貨が、詐欺や犯罪に利用されやすい理由としては、技術がよくわからないという所が大きい。加えて、こんな簡単に誰でもお金を集められる“商材”は今までなかった。フェイスブックや情報商材で動いていた詐欺グループが、今では軒並み暗号通貨に移っている。あくまで私の感覚ですが、日本語情報でパンフレットを作っているコインは99%詐欺。それから、セミナーをやっている会社は100%詐欺と断言できる。なぜなら、セミナーをやる必要がまったくないからです。仕組み的に、ネット上の技術だけで済んでしまう。ネット上に文章公開、集金ですべてが事足りるのです」
(引用先:https://hbol.jp/157414)
極端な言い方をしてしまうと、広告を打ったりセミナーをしたりしているICOはほぼ詐欺だと思ってもいいかもしれません。
Facebookもこうした背景から仮想通貨の広告を禁止しています。
ICO詐欺に引っかからないためには
大原則はそもそも広告やセミナーベースでのICO案件には関わらないのが理想です笑。
しかし、将来性があるので購入したいプレセールがあった場合は下記の方法でそのICOの危険度を確認すると良いと思います。
- そのICOプロジェクトで解決しようとしている問題はどのようなものか尋ねる
- 実際にコンテンツやプロダクトが存在するかgoogleで調べる
- ホワイトペーパーを確認する
こうした内容をチェックして、基本的なプロダクトやコンテンツが存在しない場合は投資をしないようが無難です。
また、プロジェクトの説明が専門用語が多く理解できない場合も投資をしないようにしましょう。セミナーに参加している場合は”基本的な用語の質問をすると恥ずかしい”と感じてしまい、知ったかぶりをしてしまう方も多いですが非常に危険です。
手口②フィッシング詐欺
Googleのサイトを偽装しあなたの資産や秘密鍵の情報を入力させる手口も頻繁に発生しています。
有名な仮想通貨取引所のBinanceの偽サイトで数億円のビットコインを盗まれた方もいらっしゃるそうです。
見抜くのが難しい方法ですが、Twitterのアカウントを偽装しフィッシングサイトへのリンクへ誘導する手口もあるようです。
And another… pic.twitter.com/exgwGvRvrp
— harrydenley.eth ◊ (@sniko_) February 2, 2018
フィッシング詐欺に引っかからないために
フィッシング詐欺は注意しないと自然と詐欺サイトへ誘導されてしまうので注意が必要です。
- 取引所やWebウォレットはブックマークからサイトへ入る
- 送金やパスワード入力時にはサイトのURLを確認する
- ウォレットを利用する際は「Ethereum Scam Database」のような詐欺情報をまとめているサイトを確認する
ICO詐欺と異なりフィッシング詐欺は避けるのが難しいですね…。
Ethereumベースのフィッシング詐欺サイトのまとめ。
これに掲載されているウォレットなどは危険なので送金をしないようにしましょう。
仮想通貨投資の基本的なセキュリティー対策について
最後に仮想通貨投資を行う際の基本的なセキュリティー対策について説明していきます。
仮想通貨の世界は中央の管理者(国や銀行)が存在しないため、セキュリティー対策は自己責任になります。
コインチェックの取引所がハッキングされて資金が盗まれた場合でも、仮想通貨のロジックとしては取引所にお金を預けておく人の自己責任になるため、自己防衛を心がけましょう。
- パスワードは使いまわしをしない(理想はLastPassなどのパスワード生成機能を使う)
- どんなに求められても秘密鍵の入力は絶対にしない
- 取引所には大きな資産を保管せず、自分のウォレットに保管する
- 取引所を使う場合は二段階認証の設定を必ず行う
リテラシーがない方は全ての取引所のパスワードを同じにしたり、二段階認証を一切せず取引所にお金を預けていたりするので絶対にやめましょう。
また、秘密鍵の入力をネット上ですることは自分のウォレットへのアクセス権を公開するようなものなのでこちらも絶対にやめてください。
色々詐欺について解説してきましたが、こうした問題も含めて仮想通貨はまだまだ始まったばかりの分野なので自己防衛すべきところは自分で何とかする意識を持つことが大切です。
インターネットの次に革命的なブロックチェーン技術も使う人間が悪いことに利用すれば他人に不利益をもたらしますが、逆も大いにありえるのでセキュリティー対策についての勉強も必ずしておくようにしましょう。
最後に大切なのは、いきなり大きな金額を投資せずに余剰資金を回すようにするのがポイントです。詐欺じゃなくても仮想通貨は価格の乱高下が激しいので生活資金を投入してしまうといきなりゼロになってしまうことも大いにあり得ますので…。
これらの注意を守って楽しく仮想通貨ライフを楽しみましょう‼
ご一読有難うございました。