【仮想通貨の保管】仮想通貨ウォレットについての基礎知識を解説

こんにちは。@effect_snowballです。

コインチェックのハッキング騒動が続いていますが、大きな資産を自分のウォレットに保管しておくことの重要性はあまり主張されていないように感じます。

以前からイケダハヤトさんとかは「取引所に資金を置くのは危険だから自分のウォレットに保管しましょう」と主張されていましたが、私も含めウォレットにコインを保管していない人も大勢いたと思います。

http://www.ikedahayato.com/20180102/73872403.html

ウォレットでの保管が一般的にならない理由としては、

  • ウォレットの作成と保管の作業が面倒
  • ウォレットが基本英語なので説明文を読むのが大変
  • 取引所が銀行と同じように資産を守ってくれるものという思い込みがある
  • 取引所にコインを置いていたほうが売買がスムーズ

が考えられます。

DEXが普及したらもう少し状況も変わってくると思いますが、現状は取引所で仮想通貨を購入⇒ウォレットへ送金・保管が最も安全な方法になります。

分かりにくい仮想通貨ウォレット

アルトコインの代表格である「ETH」を保管するウォレットとして有力なものが「MyEtherWallet」です。

日本語も対応しているため親切な作りになっていますが、それでも使い方は分かりにくい…。パット見てどうすればいいのか迷います。

仮想通貨は中央に管理されていない分散した取引する」という点をスタートにしていますので、ウォレットを使うも使わないも自己責任。そして、ウォレットをどのように使うかもある意味自己責任になっているため、秘密鍵を紛失したり他人に伝えたりしても保護はされません。

その人のセキュリティー強度と利便性を自分で判断してウォレットの使い方を決める、という点でも銀行にお金を預けるのとは大分異なっています。

なのである意味「自分のウォレットで厳重に管理しておらず、取引所で二段階認証もせずに保管しているなら盗まれても仕方ない」とシステムを作った人から言われてしまいます。

自分でセキュリティー強度を決めて保管をしなければいけないので色々なウォレットと保管方法があって分かりにくくなっています。

仮想通貨ウォレットで絶対に知っておくべき3つの用語

  • 秘密鍵:最も重要なコード。他人に絶対に教えてはいけない。紛失したら誰にでもウォレットの復旧は不可能
  • パスコード:自分で設定するパスワード。秘密鍵同様他人に伝えてはいけない。ウォレットへのログインに利用する
  • アドレス:自分のウォレットの住所。他人に教えて送金をしてもらったりするもの

この3つは覚えておきましょう。

MyEtherWalletの最初の画面で設定するのがパスワードです。自分で設定できるのでなるべく長くて推測されにくいものが必要です。

パスワードの自動生成を使うのがおすすめです。

MyEtherWalletでは「Keystore / JSON File」での送金の際にこのパスワードが必要になります。

他にも「秘密鍵」を選択すると付与された秘密鍵を入力して送金が可能です。

注意しておきたいのは、「秘密鍵」をWeb上で入力するのは基本的にはしないようにすることです。

上の画面の右上にも「This is not a recommended way to access your wallet.」と書いてあり、Web上に秘密鍵を入力することは他人に盗まれるリスクが非常に高いため、秘密鍵は求められても入力をしない、と決めてしまいましょう。

秘密鍵とパスワードの保管方法

秘密鍵とパスワードは紛失すると資金を引き出せなくなりますが、PC上に保管するとネット経由で盗まれる可能性もあります。

ですので、ネットから切り離した媒体で保管することが大切です。

具体的にはテキストファイルに入力しプリントアウトして保管する(もちろん作成したテキストファイルは消去しましょう)ことや、パスコード付きのUSBに移しておき普段はPCに接続しないようにしましょう。

私は自宅にプリンターがないのでウォレットを作るたびにコンビニにプリントアウトしに行っています笑。

ソフトウェアウォレットはフィッシングに注意

MyEtherWalletのように、ネット上にアクセスして管理するタイプの「ソフトウェアウォレット」はフィッシング詐欺に注意をしてください。

具体的には、

  • ックマークに保存しておいて、検索からソフトウェアウォレットを使わない
  • 使う際にURLのスペルを確認する

という注意が必要です。

別件ですがバイナンスという取引所の偽アドレスを作成し、ログインした人の秘密鍵やコインを盗むという事件も発生しています。

まとめ

自分でも書いてて「仮想通貨の管理は面倒」だと感じますが、利用者のリテラシーが向上してみんながウォレット管理を徹底すると中央集権な取引所の比率が少なくなり管理コストや送金コストが減少する、という仮想通貨の理想の状況に近づいてきます。

現状はソフトウェアウォレットやハードウェアウォレットなどの保管方法がベストなので自己責任で管理して取引所がハッキングされてもパニックにならないようにしましょう。

仮想通貨
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