こんにちは。シロガネ@SNOWBALL EFFECTです。
今回は押見修造さんの『血の轍』のレビュー記事を書いていきます。
今回のテーマは『毒親』
kindleのあらすじはこちら。
「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!
母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!
『毒親』て言葉は本作品で初めて知りましたがこういう意味だそうです。
毒親(どくおや、英:toxic parents)とは、過干渉やネグレクトなどによる児童虐待によって、一種の毒のような影響を子供に与える親のこと。「鬼親(おにおや)」ともいう。母の場合は鬼母(おにはは、きぼ)、毒母(どくはは、どくぼ)、毒ママ(どくママ)[1]と称される。また、父の場合は鬼父(おにちち、きふ)、毒父(どくちち、どくふ)[2]、毒パパ(どくパパ)と称される。毒母の別名として、モラ母(モラはは)[3]と称されることもある。
(引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%92%E8%A6%AA)
ネグレクトの逆の過干渉も毒親になるんだ…。
綺麗で優しそうなお母さんですが、このお母さんの狂気にビビります。
おかげさまで、②集にも緊急重版がかかりました❗️応援して下さっている皆様、ありがとうございます。 pic.twitter.com/iKAKWUZzBZ
— 血の轍@押見修造 最新7集発売中 (@chinowadachi) January 10, 2018
押尾ワールド初心者にもおススメ
押尾さんの作品は『ぼくは麻理のなか』や『ハピネス』は読んだことがありますが毛色が違う作品です。
あまりキャラクターの内面の描写が出てこないで淡々と物語が進行していきます。
『毒親』がテーマですがこの程度は割と普通?。どこから毒親なのかドキドキしながらページをめくりました笑。
相変わらず出てくる女の子が可愛い笑。
本当の狂気はこれから…
2018年2月現在2巻まで出ている『悪の轍』ですが、これからストーリーが進むにつれてお母さんの狂気が更に大きくなってくると思います。
1巻と2巻ともに最後の数ページでゾクっとしてしまう狂気シーンがあるので3巻でも同じように最後に驚かされるかもしれません。
『病的な愛情が生み出す狂気』を堪能できるのでまだ未読の方は是非読んでみてください。読後感が非常に悪いです笑。
ご一読有難うございました。