【マンガ】『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 』は教科書にして娘に読ましたいレベルの名作でした

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こんにちは。シロガネ@SNOWBALL EFFECTです。

今回はこちらのマンガを紹介します。

よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 (ヤングマガジンコミックス) Kindle版

衝撃のノンフィクション告白マンガ

kindleのあらすじはこちらです。

さやちゃんが幼いころ、母が新興宗教へ入信。信者たちが目指すのは、神の教えの通りに規律正しく行動し、崩壊後の世界で復活し、楽園で永遠に暮らすこと。さやちゃんは二世信者として母親や周りの信者から厳しく監視され、学校でも浮いた存在に。交際禁止、漫画禁止、国歌禁止、輸血禁止etc…禁止だらけの生活で感じたことを、ありのままにつづる、衝撃の告白漫画。

このマンガは読むと衝撃を受けます…。

一見普通で綺麗なお母さんが一瞬で豹変するシーンは超怖いです。

子供は親を選べないけど…

主人公のさやちゃんは思春期をこうした宗教に嵌っているお母さんの元で育てられます。

イメージは1Q84の青豆と同じですが、マンガだとその辛さが一層際立ちます…。

個人的に印象深いのはこちらのシーン。

メッチャ怖い…。

子供にとって絶対的な親にこうしたルールや体罰を受けているとマインドコントロールも簡単にされてしまいそうです。

幸い私の実家は緩いキリスト教だったので強制的に何かをさせられるということは無かったですが、さやちゃんのような家庭は結構多いのではないでしょうか?

作者の方の思いが染みる…

巻末のあとがきを読むと作者の方はこうした経験から来る認知症予防のため、実体験を漫画でTwitterに投稿したのがきっかけだそうです。

Instagramの「MeToo」ではないですが、SNSの普及でこうした聞かれていなかった声が注目されていることは素晴らしいですね。

さやちゃんはある日宗教から離れる決意をし、”普通”になるため色々な行動を始めます。今までの生活から解放されるための普通な行為がとても辛そうで胸に来ました。

私の娘も将来こうした子と接する機会があるかもしれないと思います。そうした時に”その子の意志だけではどうしようもないこともある”と理解をしてあげれるようになれば嬉しいと思います。

私たちの価値観を揺さぶられる名作なので是非読んでみてください。

ご一読有難うございました。

よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話 (ヤングマガジンコミックス) Kindle版

 

 

 

 

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