日本企業からもイーサリアムを使ったアプリケーションプラットフォームサービスがリリースされました。
GMOはSBIグループやDMMグループと争って積極的に仮想通貨に投資していますね。
ブロックチェーンでビジネスをサポートするプラットフォーム”Z.com Cloud”

「Z.com Cloud ブロックチェーン」は、イーサリアム(※2)を利用して、ブロックチェーン上に分散型のアプリケーション(Decentralized Apps:以下、DApps)を構築できる、PaaS型のブロックチェーンプラットフォームです。2016年12月からβ版を無料で提供しており、オープンソースの開発や実証実験を経て、そこで得た知見をもとにブラッシュアップし、この度、ブロックチェーンを活用したビジネス展開に対応できるプラットフォームとして、正式版の提供に至りました。
なお、開発したオープンソースは、6種類のプロダクトモデルとして無料で公開しております。(引用先:https://www.gmo.jp/news/article/?id=5897)
これから日本でのイーサリアムベースのプラットフォームを使ったビジネスモデルが増えてくると思います。イーサリアムを実装したスタートアップが利用して話題になればETHの価格も上がるかもしれません笑。
低コストでイーサリアムのプラットフォームを利用可能
Z.COM Cloudブロックチェーンの特徴はこんな感じです。
- 中央管理者不在のスマートコントラクトで透明かつ低コストのビジネスモデルが構築可能
- ブロックチェーンと並列して機密情報を保管するデータストアを設置し、データストア内に保存したデータのアクセスコントロールを実現
- 使用料はDMMインターネットが代行払いをするため、手数料をその都度支払う必要がない
- APIでラッピングされた基盤のため、複雑なプログラミングが不要
- 複数のインフラ環境でストレージを構築して高い耐障害性を実現
特に目玉は2番みたいです。ブロックチェーンの特性上、P2Pで管理されているため透明性が高いですが反面記録がすべてオープンになり情報漏洩のリスクがありました。Z.COM Cloudブロックチェーンはブロックチェーンと並行してデータセンターを作ってアクセス権限を指定することができます。
スマートコントラクトの理解に最適な教材

Z.COM Cloudブロックチェーンの商品説明は非常に分かりやすく、イーサリアムやスマートコントラクトの理解を深めることができます。
専門家向けではなく、ビジネスサービスベースなのでシンプルな図解も多く助かりました。
スマートコントラクトのプロダクト例も豊富で自分のビジネス分野への応用もイメージしやすいです。
アクセスコントロールされたブロックチェーンなら本人確認が必要な口座開設や個人情報へのアクセスも低コストで実現できます。
個人的には物流分野へのスマートコントラクトの応用が好きなテーマなので、実証中の「キーレス宅配ボックス」なんかは面白いです。
2018年以降仮想通貨の主役になってくるイーサリアムの実用のモデルケースになると思いますので、一度HPを見てみることをおすすめします。
下手な『イーサリアムとは何か』みたいな本よりも遥かに分かりやすいです笑。