こんにちは。シロガネ@SNOWBALL EFFECTです。
今回はこちらのニュースをご紹介します。
JPモルガン「暗号通貨は消えそうにない」
原文の記事はこちらになります。

要約すると、
- JPモルガンが投資家向けの「Bitcoin Bible」という呼ばれるものを発表した
- Bitcoin Bibleの中では仮想通貨が今後あらゆる分野で求められ、消滅することはないと書かれている
- 価格については上昇する可能性も暴落する可能性どちらもあると述べている
といった感じです。
ブロックチェーン技術は無くならない?
“CCs are unlikely to disappear completely and could easily survive in varying forms and shapes among players who desire greater decentralization, peer-to-peer networks, and anonymity, even as the latter is under threat.”
(引用:https://www.ccn.com/jpmorgan-crypto-unlikely-to-disappear-btc-price-could-lose-50/)
暗号通貨は完全に消滅する可能性は低く、分散型、P2Pネットワーク、匿名性を望む者の間で、様々な形で容易に生き残ることが可能です。
JPモルガンはBitcoin Bibleでこうした主張をしています。特にクロスボーダーペイメントを促進するための分散型元帳技術のメリットを指摘し、他にもブロックチェーンのイノベーションやトークンや資金調達システムを指しているようです。
JPMorgan in the bitcoin bible points to the merits of distributed ledger technology for accelerating cross-border payments, pointing to “reward tokens or funding systems for other blockchain innovations and the internet of things.”
180度主張が変わった理由は?
以前わたしのブログでもJPモルガンがビットコインを詐欺として社員に購入を禁止する発言をしていることを紹介しました。

その数か月後、発言を後悔していると発表して更にブロックチェーンへの関心と将来性について述べています。

単に最初は勉強不足でその後に発言を撤回したと考えることもできますが、最初の発言後にJPモルガンがビットコインを大量に購入したというニュースも流れました。
つまり、JPモルガンは意図的にビットコインへのネガティブキャンペーンを行い価格を下げたあと大量にビットコインを仕込み、仕込み終えたら投資家向けにビットコインに関する将来性について説明しているとも見えます。
仕込みが終わったのか笑 / JPモルガン「暗号通貨は消えそうにない」 https://t.co/KpljsNEz3x
— Katsuaki (@ka2aki86) February 13, 2018
たっぷりと仕込み完了したよと言う合図と理解しております。https://t.co/PwK16w2xZq
— たっちん初心者ハンター (@HR89hunter) February 13, 2018
仮想通貨は価格の乱高下が激しいのでこうした情報操作による仕出も容易ですね笑。
政府や銀行から独立した自由な通貨を目指していたビットコインも、投機目的で使われることで大きな組織に振り回されているのは皮肉な話だと思います。
2018年は仮想通貨を使ったdAppsやサービスが増えていくと言われていますが、こうした巨大組織の思惑次第で普及の速度が変わっていってしまうことも考慮しておくべきだと思います。
政府や巨大企業はブロックチェーン技術の恩恵は理解していますが、通貨発行益や既得権益を守ることも必要なジレンマを抱えているためブロックチェーンの普及がスムーズに進むことは考えにくいです。
ご一読有難うございました。